みにしむや歯医者こはがるちごのこゑ
【読み】
みにしむやはいしやこはがるちごのこゑ
【季語】
みにしむ(身に入む/身に沁む/身に染む)〈秋〉
【語釈】
ちご(稚児/児)――①ちのみご。赤子。乳児。②やや成長した子ども。童児。小児。③寺院や公家、武家などに召し使われた少年。僧の男色の対象となる場合があったところから転じて、一般に男色の対象となる少年をもいう。おちご。④神社の祭礼・寺院の法楽などの際、天童に扮して、舞ったり行列に加わって練り歩いたりする童児。おちご。⑤鳥「ちごはやぶさ(稚児隼)」の略。[参考:精選版 日本国語大辞典]
【大意】
歯医者を怖がるこどもの声が身にしみいるようである。
【附記】
「身にしむ」の季語としての本来の用法は寒気や冷気がつよく感じられるといったものたが、ここでは痛切に感じるとの意味に転用している。
【例句】
月澄むや狐こはがる児の供 芭蕉
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