夕涼や時代の風にふかれがほ

【読み】

 ゆふすずやじだいのかぜにふかれがほ


【季語】

 夕涼〈夏〉


【語釈】

 夕涼――夕方の涼しい時分。また、夕すずみ。[参考:精選版 日本国語大辞典]


【大意】

 時代の風にふかれたような顔をしている涼しい夕べの一時である。


【附記】

 ながい一日が終わって感傷にひたっているのである。


【例句】

 つばくらや水田みづたの風に吹れがほ 蕪村

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