いかにして機嫌つくらん五月雨

【読み】

 いかにしてきげんつくらんさつきあめ


【季語】

 五月雨〈夏〉


【大意】

 こうも梅雨の悪天候がつづく日には、どうやって我とわが身の機嫌をこしらえたものであろう。


【附記】

 直前の句から梅雨への恨み節がつづく。

 件の問いに対する答えのひとつがこのような句をひねることである。うまいものを喰ったり酒を飲むことも然り。


【例歌】

 時によりすぐればたみの嘆きなり八大龍王雨やめたまへ 源実朝

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