「読み手にもぜひ作者と同じものを視てほしい」という、人物や魔術の詳細な描写が情熱的ですごい。「一生懸命に生きている女の子が、ワルかったり謎めいたりして底知れないけど本当はとてもやさしい男の人に、不器用に大切にされるシチュエーションが好き」という萌えに、幸福な気持ちで溺れさせてくれるファンタジー小説です