第31話 佐竹和美の日記①『新幹線の中で』
佐竹和美の日記①
◆◇
今、東京都千代田区にある
堂本さんの元へ向かっている
はじめてひとりで行く大都市東京!
今回の東京行きは
これまで路上生活をしていた
堂本さんの生活環境を整える為
自分は、ちっぽけな存在なのに
いったい何をしに行くのだろう?と正直思う
新幹線に乗り、
1時間経過するが・・
今喉が渇き・・手が震え・・
ずっと緊張感を覚えている
今日の予定は
堂本さんと大川教授の紹介の伊藤弁護士さんと3人で
堂本さんの生活の拠点となる
新しい住まい探しに出かける
私も将来一人暮らしをする時が
来るのだがら良い社会勉強になりそうだ
私は子供の頃から
早く独り立ちしたい!と思っており
一人暮らしへの憧れが強い
早く学業を終え
福祉の資格を取得し
社会人として
一人前の大人になりたい!
◇◆
『堂本さんお元気ですか?
先日、私に会いに
わざわざ大阪まで来てくださって
ありがとうございました
今回、大川教授からの
7つの提案をきっかけに
私の人生に大きなプラスになる予感がし
緊張感を覚えますが・・
とても嬉しく思っています!
しかし今回の東京行きは
自分の事だけではなく
堂本さんの力になりたい!と
真剣に思っています!
私に何ができるか?
分かりませんが
1週間後、お会いできる日を
楽しみにしています!
どうかお身体お大事になさって下さい!』
佐竹 和美
(堂本氏への手紙より)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。