もう20年以上前だろうか。自分が中高の頃にも、こんな仲間が身近に何人かいたと記憶している。馬鹿馬鹿しい日常だったと思う。ぐだぐだな毎日だったと思う。だが、人生の折り返しを迎えた頃になるとこの頃が一番楽しかったなと、恥ずかしくも振り返りたくなる時がある。何より、そんなノリと空間を共有できる三人の友情は、どんな恋愛や青春にも引けを取らぬほど輝かしい1ページだ……と、彼らが思えるのは何年後だろう。