【第一幕 運命編】聖剣士リヴァイア物語 ~ リヴァイア・レ・クリスタリア ~
第14話 【RPG編】ボコスカファンタジー・クエスト - アルテクロスの飛空艇仲間4人、過ぎ去りしRPGの栄光を求めて…… 中編
第14話 【RPG編】ボコスカファンタジー・クエスト - アルテクロスの飛空艇仲間4人、過ぎ去りしRPGの栄光を求めて…… 中編
てーててってー ててー
【復活の呪文を書いてください……】
わじらでぶ ぶちぐじじれが
げだどべう ぬむゆ
■クリアーした後の裏ボスまでの道のりって、はっきり言ってめんどくさいよね?
「ああ、エロバカ・ルンよ………。もし私の仲間になれば、世界の半分をお前にやろう。さあ、どうする?」
>選択してください。
[はい] [いいえ]
エロバカ・ルン 「それじゃ、[はい]でお願いします」
ツンデレ・レイス 「おい、ルンって。何考えてんの!」
テンネン・アリア 「ルン君、ダメ。誘惑に負けちゃ!」
シスター・イレーヌ 「ルンさん。この世界を平和にしたいんでしょ」
>本当にそれでいいですか? 選択してください。
[はい] [いいえ]
「…………………」
「悩むな!!!」
女子軍団が一斉にツッコミをいれた!
「ちっ! はいはいっ。[いいえ]ですよ。い…い…えっ!」
「………ル、ルン君。もう、ルンく~ん!!」
テンネン・アリアが、珍しくキレちゃった。
「私は、大人達のこのような曖昧な会話を、もう二度と………」
聞きたくないんでしょ、君もいろいろあったんだね……。
「アリアちゃん、泣かない。ね、泣かない」
シスター・イレーヌがテンネン・アリアに、いい娘いい娘して、テンネン・アリアを慰める。
「こら、ルンのせいで、この娘が泣いたんだからね」
ツンデレ・レイスが彼を睨み付けた。
そしたら、エロバカ・ルンが石化したように大人しくなった。あんたはメデューサか。
F〇のモンスターですよ。
「ああ、エロバカ・ルンよ………。愚かなり。何故、もがき生きるのか? 滅びこそ我が喜び。死にゆくものこそ美しい。では望み通り、お前を地獄へ落としてやる。さあ、わが腕の中で息絶えるがよい! 地獄の炎に永遠に苦しむがいい!」
でれでれでれでれ……… (ラスボスのBGMです)
「んもー!!!! うぎゃ~!!!」
まだ怒っているテンネン・アリアが、いきなりパル〇ンテの呪文を唱えてしまった。
いきなりっていう解説付きなのですね。
すると、なんと――
エロバカ・ルン
ツンデレ・レイス
テンネン・アリア
シスター・イレーヌ
……ヒットポイントが1になってしまった。
すかさず、エロバカ・ルンは賢者の石を使った。
ぴろろんっ、ぴろろんっ、ぴろろんっ、ぴろろんっ。
エロバカ・ルン達のヒットポイントが、ある程度回復した。
分かる? ある程度しか回復しないのですよ。このアイテムはね。
賢者の石あるあるです。
でれでれでれっ。
ツンデレ・レイスはザラ〇の呪文を唱えた。
しかし、あいつにはきかなかった。だから、あいつって誰ですか?
そろそろ、誰と戦っているのか教えてくれませんか?
「お前はアホか? その呪文をラスボスで唱えるなんってのはな、ファミコンのドラ〇エ4のAI並みに愚かな行為だぞ!」
エロバカ・ルンは、ツンデレ・レイスに暴言を吐いた。
でれでれでれっ。
すると、ツンデレ・レイスはお返しに、エロバカ・ルンにザラ〇をかけた。
エロバカ・ルンは死んでしまった――
「んもー、2人ともいい加減にしてってば!!」
でれでれでれっ。
シスター・イレーヌが、ザオ〇クの呪文をとなえた。
もう一度、エロバカ・ルンが生き返ってしまった。
(………しまったっていう解説はどうなの?)
「シスター・イレーヌ。2度もありがとう。あいつより好きだよ」
エロバカ・ルンが本心な笑顔を見せた。
「もう、喧嘩しないでね。ルンさん。あたしも、あいつより頑張るから」
あからさまですね。
「…………………あの、なに? シスター・イレーヌ。このルンと、どういう関係なのかな?」
こちらも負けてはいられないか。でも、戦う相手はラスボスじゃね??
「ツンデレ・レイス? ………ツンデレ・レイス? ………んもうって!! レイスさぁぁぁーん!」
いやいや、そういう意味で彼に話し掛けたんじゃないって。
職場恋愛で、なにあの娘? うつつを抜かしちゃってさ!
う~ん、女同士って難しいですね……。
飛空艇乗りの友情が、エロバカ・ルンの愚かな言動のために、今にも崩れそうになっているぞ。
ああルン君、お前という男は罪な男だ。
お前という、どうしようもない男は、いつも、いつも、いつも!!
「ああ、そうですか。そりゃどうも………」
気を取り直して、とりゃー!!!!!!!
でれでれでれっ。
テンネン・アリアが、またまたパル〇ンテの呪文を唱えた。
またまたっていう解説付きなのですね。
なんと、エロバカ・ルン達にアス〇ロンの呪文が掛かってしまった!!
エロバカ・ルン達は動けない………。
エロバカ・ルン達は動けない………。
エロバカ・ルン達は動けないんだから…………。
エロバカ・ルンよ。
「…………………おい、テンネン・アリア。お前いい加減にしろよ」
ドシャーン。
ラスボスの誰かが、いてつく波動を使って、エロバカ・ルン達の呪文を掻き消した。
だから、ラスボスの誰かって誰なんですか?
そしたら、エロバカ・ルン達が動けるようになった。
『あの~作者さん。お願いだから、エロバカ・ルン達って言い方、止めてもらえませんか?」
作者は、女子軍団からの真摯な苦情を受け取った。
ドシャーン。
いてつく波動の呪文を使って、その『エロバカ・ルン達』の言葉を掻き消した。
そこにいるエロバカ・ルンがね!(作者は、こりてないぞ……)
「やっぱ、お前かい!!!!」
女子軍団からの、一斉のツッコミである。
「でも? ルンって、そんなことができたのね?」
「このレア・アイテムでな。昨日、お店で買った」
「うわ、すごーい、ルン君。私、見直しちゃった!」
「だめよテンネン・アリア! あの男が行くお店なんて、ろくなもんじゃ………」
ちなみにドラ〇エには、このようなアイテムは存在しません――
「んもんっ!! このラスボスの誰かって、きりがなーい!!」
だから、誰なのよ?
エロバカ・ルン達は、もうMPが残っていない。
だから、お店でエーテル買っとけってね。なんか、F〇と混ざってる……。
というわけで、追い込まれたエロバカ・ルン達は変化の杖を使用した! なんで??
ほわほわほわん。
すると、エロバカ・ルンとツンデレ・レイスとテンネン・アリアとシスター・イレーヌは、とてつもなく恐ろしいものに変化してしまった。
そしたらね、ラスボスの誰かは逃げ出したのです………。
おい! ラスボスの意味ないじゃんか!!
「よ、よくぞわしを倒したな」
あっ、戻って来た。ラスボスの誰かが……。
よっぽど、とてつもなく恐ろしいものが怖かったんでしょうね。
なんか、降参したみたいです。
「しかし、光ある限り闇もまたある。わしには見えるのだ。再び闇から何者かが現れよう。だが、その時お前は、年老いて生きてはいまい。わはははは…。ぐふっ」
さすがモンスター。こういうのを、死に損ないって言うのかな?
てれてれれ~ん! ラスボスの誰かを倒した!!
――と思ったら、ラスボスの誰かが、誰かに変化したように見える。
RPGのお約束ですね。ラスボスの最終形態ってやつです。
ほんとに死に損ないだったんだ、こいつって! どうしようっか?
でもさ、えっ何? ラスボスの誰かさんって、第2形態までしか変化できないんだ。
デス〇サロもフリー〇も第3形態だよ。……へえ~そ~なんだ。だらしな~い。
なんだ? この日頃の恨蜜柑たっぷりのセリフは……。
だから、ラスボスの誰かって誰なんですか!
「だ・か・ら・さ!! 私を食べるなーーー!!」
……日頃は、蜜柑農園の一人娘として、せっせと蜜柑を収穫しているミカエル・ミカン。
しかし、その正体は、某国NSAの和歌山支部のエージェントとして、朝5時起きで――お天気アイドルの今日のファッションをチェックして、
「……こんな高い服、毎日着てんじゃないわよ!」
と本当は恨めしそうに思っているのだけれど、チャンネルを変えて――阪神タイガースコーナーで女子アナがタイガースの
「……あっそ」
とまったく興味を示せず、チャンネルを変えて――データ放送の十二星座占いをチャックしたら
「……最下位だ。見るんじゃなかった」
と朝から気落ち、チャンネルを変えて――元女子アナが司会する姿を見ながら
「……この人、今日も地味な服を」
とかなんとか呟きながら、
その司会者がさり気無くカメラに向かって、関西在住の工作員に暗号サインを送っている映像を、昨日の晩御飯の残りのカレーライスを隠れて(別に誰も見てないからね)食べながら、解読することが本日最初の任務――
ウソです。
ところで、あんた、そこにまだいたんかい!!!
………ところでさ、じいさんはどこなんだろう、とんずら? そう、これがF〇なのだ!!
■人生というのは、セーブポイントがない旅です……
私は暗闇の雲――
闇を氾濫させ、この世界を、そして、お前達の光の世界をも無に帰すのだ。
「そうはさせない! 俺達の世界を絶対に無になどさせない!」
「ここは闇の世界。光の力だけでは私は倒せん」
「光の4戦士だけではないぞ!」
闇の戦士、
ダークエロバカ・ルン
ダークツンデレ・レイス
ダークテンネン・アリア
ダークシスター・イレーヌ
が登場した。
「光と闇の希望を! 力を合わせて無に立ち向かうのだ!」
「こざかしい!! 闇のクリスタルの力がなくとも、お前達を倒し、今度はその光の力で、世界を無に帰してやろう!」
また、ラスボスの誰かと戦闘なんですね……。
いきなり、ダークエロバカ・ルンは、リュックからエッチな本を取り出した。
それはドラ〇エでF〇じゃないでしょ……。
ダークツンデレ・レイスは破廉恥な! と言い放って、それを捨てて、自分のリュックから飛空艇教習所の運転マニュアルを取り出した。
……けれど、ダークツンデレ・レイスは、やっぱり自分が捨てた、そのエッチな本が気になっている様子だ。
ダークエロバカ・ルンは、更にラスボスの誰かに向けて、福引で当てたパフパフ券を見せた。
お兄さん、これ割引券なんだけど、どう? 可愛い女の子が待ってるよ~って、まるで歌舞伎町の悪質な客引きのように。
!? ← ツンデレ・レイスが、ツンデレに気になっているのだ。
解説しよう!!
普段はエロバカ・ルンに対して、そっけない態度をとっているツンデレ・レイスであるが、今はダークツンデレ・レイスである。
まるで、猫がマタタビで嬉しがっているかのように、ダークツンデレ・レイスは、やっぱり(やっぱりって)ダークエロバカ・ルンがリュックから取り出したエッチな本とパフパフ券を見て、そして……ハイテンションになってしまったのだ!!
じゅん…… っていうやつです。(古い言い方だけれど18禁です)
ついでに、ダークテンネン・アリアも、その2人の“大人な”やり取りを見て、ハイテンションになってしまった。
F〇に戻そうよ……。
最後に、ダークシスター・イレーヌは、人の話を聞かないこいつらに、ホー〇ーの魔法を唱えようと思った。
はい、それはF〇ですね。でも、どこで覚えたの?
いいえ、白魔法屋で買いました。
ああ、初期の頃のF〇のシステムですね。
「さあ、聖なる神の裁きで反省しなさい!」
と、イレーヌ。
その時――ミカエル・ミカンが隣に来て、ルンっていう男は、女のお尻しか見ていないから。ほんと、最低なんだから………。
ぶつくさとイレーヌを説得……もとい、発破を掛けたのであった。
「わわわ~!!!! 変なこと言うなって」
エロバカ・ルンは痛恨の一撃をくらった。
だから、やぶれかぶれに、いてつく波動で、その魔法を跳ね除けようとした。
けれどね、シスター・イレーヌがホー〇ーの魔法を唱えた後だった! これって、あかんやろ。
じゃあしょうがないか……。
エロバカ・ルンは覚悟を決めて、究極魔法アル〇マの呪文を唱えたのであった。
あんた、それをこのタイミングで唱える気かいな!!!
「蜜柑のお尻は、八朔お尻! 蜜柑のお尻は、伊予柑お尻!」
「おいこら! このセクハラ・ルン。蜜柑のお尻は『桜島小みかん』と言い直しなさい!」
作者も書いていて、意味が分かりません……。
でもさ! ミカエル・ミカンがハイテンションになった!!
そして、ルンのその桜島小み………なんとかは、じつはメテ〇の呪文だったみたいです(無理矢理……)。
ん? 空が曇ってきた。暗くなってきた。
……と思ったら何か飛んできました。
隕石ですよね? あれって。
それはいいけど、なんで小みかんまできっちりと書かないの?
そこに、大人な喧嘩に子供が割って入ってくる。ダークテンネン・アリアだ!
「ルン君ってのは、普段はインターネットとかで、女のいやらしい身体とか、女のすべてを見て興奮しているのだけど、それはインターネットの中だけの話!! ルン君は、本当はそうじゃないんだから。ルン君は興奮しても、それを研究材料としか思っていないんだから!!」
そこまでさ、はっきりと言わなくっていいよ。
で、ハイテンションのダークテンネン・アリアが、メテ〇を、ホー〇ーの魔法を唱えて打ち消してくれた。
……でも、どうやって?
「ナイス! ダークテンネン・アリア!!」
……まあ細かいことは、いいかな。
しかし、しかしだった!!!
「……私、もう大人達の喧嘩なんて、見たくないんだもん」
またしても、テンネン・アリアがグズりだした。
そしたら、急にテンションが下がってしまったのである。困ったね。
「ほら、テンネン・アリアちゃんはさ、いい娘だからね。泣かないで……」
ホー〇ーの魔法を打ち消された、ダークシスター・イレーヌのテンションも下がる。
「もう、あたしは怒ったんだから! 大人ってやつは、大人ってやつは!!」
と言い放つやいなや。
テンネン・アリアは怒り狂って、パル〇ンテの呪文を三度唱えた。
ドラ〇エなのかF〇なのか……、混ざってるよね?
てれてれてれっ。
するとテンネン・アリアは、とてつもなく恐ろしいものを召還してしまった。
そしたら、ラスボスの誰かは逃げ出した………って、おいな!!! ラスボスの意味ないじゃんか!!
もう、このネタいい?
エロバカ・ルン 「もう、なにがなんやら………」
女子軍団 「よくこんなの書けるね………」
続く
このスピンオフは、『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』を参考にしたフィクションです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます