サイエンスノンフィクション

サイエンスノンフィクション

汚染されたくもがひとつ

あのくもがふらす雨は

きっとだれかがつくったモノ

したをみて。

きっといちめんアスファルト

人工のおちばがひらりまいおちて

きみはまた歩きだす

楽しげに笑うあの子も

こころはすでにヒューマノイド

だれもが何処かは機械でつくられ

肯定のプログラムに支配され

付和雷同主義の世界こそ平和だと定義された

前を向けと言わずとも

すでに顔は前を見ていた

戦えと言わずとも

銃弾の走るがれきの中を走った

そうしてこころを失った友を見た

世界はどこで間違えた？

きみらはどこでまちがえた？

僕は　どこで道を違えたのだろう

国の一番上に立った僕の周りでは

気がつけば機械がうごめいていて

明日の戦争も無傷で勝利の予想だ

何も間違ってなんかいないだろう

国の一番上に立った僕の心の中は

誰よりも機械のように冷たくなり

感情　命　笑顔　友達　和而同不

人間らしさを失って人間になった

そうして僕はこころをうしなった