専門的な知識をえるための窓口としては、岩波新書とちくまプリマ―新書がいい
自分の知らない知識を得るためにはまずはある程度の広範囲の知識をまんべんなく得られ、なおかつ初心者向けの本がいい。これはいきなり難しい本や分厚い本を手に取り読んだとしても、一定の知識などがないと分からないルールや知識の前提がそなわっていないと理解できない内容が多いためである。それを解決するにはやさしい内容であり、なおかつ要所をつめてある内容の本がよい。これをまず先に頭に入れる事で自分が欲しい知識の道しるべにもなるし、また難しい本の内容を読むとしても、頭の負荷が減り、読みやすくなる。
これの効果としてはそれだけでなく、知らない内容が出てきたとしてもそれが予想をつけやすくなるということでもある。仮に別の本に当たらなくてはならないとなったとしても、どの分野や方向性ならば欲しい知識が得られるだろうという仮の方針ができる。それが外れたとしても、またそこで選択をしやすくなる。
こうした階段の一歩目となる本はやはり薄く読みやすい文書が良く、それを解決しやすいのが岩波新書とちくまプリニー新書だった。小さいというと文庫であれば数多くあるが、ここで欲しいのは前提としての幅広い知識なので、小さくとも濃い内容である文庫はさけたほうがいい。最終的には読める方がいいが「初めて扱うテーマ」ならばこれはのちのちに回し、肩肘を張りながら読むような本ではななく、簡単で足りないぐらいの内容を読んだ方が気を楽にして進められる。それらを解決しやすいのがこの新書たちだった。
とはいえ新書というと結構内容に信頼性がかけるような新書も多く、特に確立している分野などではなく、個人のエッセイというようなものは知識を得るという観点からすればできるだけ避けた方がいい。これは感想や所感などの雑多な――いってしまえば邪魔な――内容が多くあり、また個人の偏見が多く入ってる事が多いからである。もっともそれが本として悪い訳ではない。あくまでも知識を得るという目的にそぐわないという事である。そのため読むのであるならば、奥付や参考文献などは注意してみた方がいいだろう。特に啓発本系は注意が必要に思う。
なんにせよ、その点を注意しながら簡単な内容を階段の一歩目とするための本としては非常に岩波新書とちくまプリニー新書は優秀である。他にも新書に限らず、初心者向けとあるような本なども階段の一歩目としては使いやすいため、窓口としてはこれらを活用して徐々に知識を深めるのがやりやすい。
日記みたいな小話。 しゅら犬 @maqubiku
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