3月 March

第71話 『妖精の豆本屋』 大田康湖さん

〇作品 『妖精の豆本屋』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330653875737110

 

〇作者 大田康湖さん


【作品の状態・情報】

 777文字。完結済!

 KAC2023・お題「本屋」参加作品


【セルフレイティング】

 なし。


【作品を見つけた経緯】

『KAC2023 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2023~』の期間なので、参加作品をマイペースに読んでおります。


【感想】(少しネタバレしています)

 主人公は、小学生のしおりちゃん。学習塾の帰り道、不思議なことに草で編んだトランクが頭の上に落ちてきます。何だろうなと思って中を開いてみると、何と中から沢山の本が溢れ出してくるのです。


 しかしトランクに入っているのは小さな本。どれくらい小さい本なのかは書いていないのですが、トランクの持ち主が小さな妖精のもののようなので、手のひらに収まるくらいのものなのかなと想像しました。それにトランクが草で編んであるので、その香りもするのです。思い浮かべて見ただけで何だか素敵ではありませんか?


 妖精が何故トランクの中に沢山の本を入れていたのかは、是非読んで確認して欲しいですが、本が好きで大切になさっている方であれば、いいなと思える作品だと思います。


 そして、タイトルにある「豆本」も意味のある形でちゃんと出て来ますから、気になる方は読んでみてください。妖精の粋な計らいに、この先に物語が続く予感がして楽しくなります。


 今日は『妖精の豆本屋』をご紹介しました。

 それでは次回、またお会いしましょう。


*KAC2023・お題「ぬいぐるみ」で『妖精の豆本屋』の続きが読めます。合わせてどうぞ。

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