第49話 『チャキチャキな床屋さん』 @Teturoさん
〇作品 『チャキチャキな床屋さん』
https://kakuyomu.jp/works/16817139555738909045
〇作者 @Teturoさん
【作品の状態】
短編・完結済。
【作品を見つけた経緯】
以前ここでも紹介した麗玲さんの「『古事記』『日本書紀』から学ぶ日本古代史学習エッセイ」に、四谷軒さんという方がレビューを書いていらっしゃいました。何となく他にどんなレビューを書いているんだろうという好奇心でレビュー欄を見たとき、「髪を切りたくなる話!」というレビュータイトルに惹かれてこの作品を読みました。
【ざっくりと内容説明】
タイトル通り、床屋さんのお話です!
【感想】
髪を切ってさっぱりするように、このお話もさっぱりとするいいお話でした。
店主が江戸っ子ということもあり、会話のテンポがいいのです。そして人情味にも溢れていて素敵でした。
美容室や床屋に最低限求められるのは、技術、安全性、清潔でしょうか。しかしそれをクリアした上に「その美容室(もしくは床屋)に行きたい場所かどうか」ということもとても大きな意味を持つと思います。それは「自分の一部を切るという行為をしてもらうこと」にあるのではないかと考えます。
人によっては、美容室などに行くのが億劫と思っている人もいるでしょうし、この作品に出てくる登場人物のように、「普通の時間に行ったら、他のお客さんに迷惑をかけてしまうんじゃないか……」と考えてしまうお客さんもいらっしゃることでしょう。でも、本当にいい美容室や床屋は、そういう相談にも乗ってくれて、どうやったら髪を切ってあげられるかを共に考えて下さるんだと思います。
『チャキチャキな床屋さん』を読んでいると、私たちは髪を切ってもらうだけではなく、美容師の方の気遣いに心を癒されていることを感じます。素敵な床屋さんのお話、きっと読んだ方の気持ちを温かく包んでくれると思いますよ。
今日は『チャキチャキな床屋さん』をご紹介しました。
それでは次回、またお会いしましょう。
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