応援コメント

また出逢う、その日を楽しみに」への応援コメント

  •  次話あとがき内の言葉、「いるかさんにしか紡げなかった」に大いに賛同いたします。いるかさんと対面でお会いしたことはありませんが、近況ノートやお互いの作品コメントで交流した感じから紡ぎ出される人間像があますところなく散りばめられている気がします。
     この作品の突出したところを述べろと言われたら、まずもってその感性だと申し上げるべきでしょう。この作品は主役二人の心の変遷を追っていく物語だと思いますが、心象を表現する言葉の選び方や並べ方、何を描写するかといった点に、他の作者とは違う独特のものを感じます(良い意味です)。
     似たところのある二人が距離を縮めようとし、深い人間関係を築こうとする前に離れていく。揺らぐ人間模様を読むのがとてもおもしろかったです。

     ストーリーに関しては、すみません、オチにがっかりでした。失踪する(異世界転生ではない)、自殺する、事件か事故で命を落とす、など、現実的に理解できる事柄でないとちょっと……。というより、そういう展開を期待しながら読んでいた自分がいました。
     この世界で起きている社会現象についてもっとたくさんの描写があったらよかったなと思います。改めて読み返しましたが、年間何百人もの人間が突如として行方をくらますという現象が起きていることは、最後の最後まではっきりと語られません。序盤で説明しすぎるとそれが伏線だと気づかれやすくなる危険性はありますが、「こういう世界だったらそのオチでも納得だな」と思わせるくらいの描写はしてほしかったです。

     実はあとがき以降のカナの自伝の方が好きでした。それがあったことで、より深くカナの人間性を理解できた気がします。時系列順に印象深い出来事が並べてあったのもよかったです。

     とても楽しく読ませていただきました。素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    こんにちは、朝斗さん。
    コメントありがとうございます。

    心象描写には、この作品で評価して頂き、自信が付きました。
    「魔法少女(ついてる)」では使ってません。(膨大な力がいるので)
    仕事に力を使っているので、しばらく封印です。

    オチについては、フツーの終わり方を嫌った、天邪鬼ないるかの自己満足です。
    そして力不足です。
    編集さんからも、今後ダメ出しをもらえたら、本望です……!(書籍化できたらなあ……)

    人の好みは千差万別。
    朝斗さんのように、外伝を気に入ってくれた方もいれば(ありがとうございます!)、「これは蛇足だ」と言われる方もいる。
    やはりすべての読者に満足してもらうのは難しく、それを目指すのは危険を孕むと思います。(テンプレになる可能性が高いです)

    ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。
    正義の門、続きを楽しみにしています!
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • ようやく本編読み切れました。とてもよかったです。嫉妬するほど。詳しくはレビューにて書かせていただきます。素晴らしい作品をありがとうございました。外伝も少しずつ読み進めます。

    作者からの返信

    本編の完読と、多大な評価、深みのあるレビューをありがとうございます。

    外伝の方は、少し時間を置いて、読まれることをお勧めします。(読者の方によっては「本編で完成品。外伝は別作品として置いて欲しかった。面白いけど」という方もいらっしゃいました)

    趣は少し変化していると思います。
    少し意識して変えたところもあります。

    どうぞよろしくお願いします。


    (……「GRIDMAN」のS4つは公式には謎のままのようですね。続編が2年も前に決定していたみたいです!)


    失礼しました。

    編集済
  • すごい良かったです。
    飯島先輩が自分とよく似ていてすごく感情移入してしまいました。
    構成も素晴らしく文も読みやすいし、頭の中にイメージがすんなり入ってきたので大変面白かったです。

    私も日頃、何かを創作するのですが「なかがき」を読んだ時にハッとさせられました。人間何かが満たされなかったり、心の穴を埋めるために表現したくなるのだなと読んでいて気付かされることが多かったです。

    こんなに素晴らしいものを書けるのはその裏に巨大な負の感情があってのものなんですね。。。すごいと言っていいのか分からないけどこの作品は凄かったです。

    作者からの返信

    お返事が遅くなり、大変申し訳ございません。
    夕方にならないと、頭が働かない性質でして……


    飯島加奈は私の生き写しです。
    私とハーモニカ吹きの詩人さんは、感性が似ているのでしょう。

    ハーモニカ吹きの詩人さんの御作5作を、タイトル、キャッチコピーを見ただけで、惹かれた自分が居ました。

    また時間を見つけて、お邪魔しますね。



    お褒めの言葉、ありがとうございます。
    感極まっております。

    そうですね。鬱屈した精神が、この作品を生み出しました。
    筆は止まりませんでした。
    一気に駆け抜けました。


    続きの外伝「加奈の手記」は、もう少し気楽に書けるかなと思ったのですが、やはり最後は追い込まれたように書きました。
    時間があるとのんびりしてしまうというか……ぎりぎりになるとインスピレーションが沸きますね!(できればあまり体験したくないですが……仕方ないです)


    昨日から「あとがき(のようなもの~)」を投稿しています。
    拙作のカクヨムでの苦難(?)の道のりを記しています。

    続きの外伝も、読んで頂けたら、とても嬉しいです。


    長々と失礼しました。

  • いるかさん!完結お疲れ様です&おめでとうございます。
    どんな言葉を贈ろうか考えていたら、コメントを残すが遅くなってしまいました。笑

    この物語の結末、なんというか、好きです。お互いを特別視しているけど、恋人同士にはならない。そんな二人が好きです。

    死を身近に考えている人間というのは、普通の人間と考え方の基盤が違うんじゃないかなと思っています。それに、普通から少し外れてしまった二人。この物語はいるかさんじゃないと書けなかったと強く思います。

    最初から最後まで、本当におもしろくて、どこまでも綺麗な作品だったと思います。
    カクヨムの作品でここまで入り込める作品はないと思います。

    改めて、連載お疲れ様でした!
    また次の作品(?)で顔を出します!

    作者からの返信

    お返事、大変お待たせしました。
    ここまで読んで下さって、ありがとうございます。
    もったいないお言葉の数々、謹んでお受けいたします。
    (最近、自分でも引くくらい、お返事コメントが長くなっている、いるかです。「もっと短く簡潔に……」と意識的に言い聞かせていきます)

    結末を気に入って頂けて、嬉しいです。恋愛のイロハが分からない私が、
    なぜか恋愛ものを書き始めて、物語をいざ畳まなければ、となった時、
    最善の道のりはこうなりました。
    恋人のいちゃいちゃは現時点では、これ以上書けませんね。(限界!)

    私のものの考え方は、世間一般の人とはやはり異なるようで、だからこのようなお話を記せたのですが、今後果たして、別の切り口の物語を紡げるのか……
    とりあえず、外伝を頑張って、書きます!
    今週末、公開予定です。
    お楽しみに!

    思い返せば、新代さんとは長いお付き合いになりました。私が新代さんのページに自分を押し売りにいったのがいい(?)思い出です。
    「くもりのちはれ、ときどき死体」の完結と、新作「きょうのくものかたち」も楽しみにしています。

    ……少し、短く書けました……でしょうか?(まだ長いですね……)
    では、これからもよろしくお願いします。

  • お疲れさまでした。
    あらすじから、二人はどんな線引きをするのだろうと読んできましたが、こういう未来への可能性を残す終わり、嫌いじゃないです。
    二人とも生きているのですからね、文章の後にも人生は続いていくのでエンドじゃないし、気まぐれ加奈さんは突然連絡してくるかもですしね。

    まだ感想はあるのですが、それは後書きのコメントにでも……。
    とりあえず、お疲れさまでした。

    作者からの返信

    大変、本当に大変、長らくお待たせしました!
    申し訳ございません。

    昨日の晩、PCに向き合いましたが、目がしばしばして、一日経ってのお返事となりました。

    ここまでお付き合いくださり、誠にありがとうございます。
    加奈が日本にいるのか、外国か、異世界か、分かりませんが、生きています。月路をストーカーしている可能性も……(今思いつきました)


    私の生活のリズムは、だいぶ安定してきました。
    今日、近況ノートで報告しますが、外伝は来週末に公開予定です。今はまだ頭の中だけ、文章はまっさらです。
    そんな感じですが、よろしければお付き合いください。

    数週間前から、加奈と同じく、就労移行支援事業所に通い始めたので、自由な時間は少し減りました。でも執筆は続けていきたいです。

    外伝は記憶を掘り起こして、ガガァーとたくさん書いて、きちんと清書して提出します。

    「20分割恋愛奇譚」、今日から、絶対今日から読みます。(言葉にして自分に縛りをかける)レビューは日、月曜日くらいに書かせていただきます。

    それでは移行支援、行ってきます。
    だいたいいつも遅刻ぎりぎり……

  • 一気読みしました。
    こんなラストだったとは…!
    意外でしたね、海外にでも失踪したのかと思ったのですが、初めの方で伏線が貼られていたのを気が付きませんでした。
    一本取られた感じです。
    またもし新しく別の作品を作るのであればまた読ませていただきます(^^)

    作者からの返信

    大変お待たせして、申し訳ありませんでした。

    だいぶ精神的、肉体的にも余裕が戻ってきまして、明日から外伝に取りかかります。(つまり現時点ではまっさらです)

    私は推理小説の壮大なトリックなど、まったく読んでて解けない人間なのですが、今回自分で自分に驚くような伏線を入れてしまって「回収できる、かな?」とひやひやしました。

    うまくまとめられたみたいなので、本当によかったです。
    ほっとしています。