「いかにも」な描写、やっちゃってない?

【ガンダムTHE ORIGIN】クオリティが気になる 5つのポイント 編集は仕事しろ【岡田斗司夫切り抜き】


2:35~3:45までを参照


 感想は、この動画をご覧になってからにしてねー。


(ていうか、この動画を見てほしいからアップした内容)


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「あなたの貧乏描写、大丈夫?」という回でも触れたが、オレはこういった

「いかにもな描写」

 が嫌いだ。


 オレは今まで、「追放ざまぁ」という「ジャンル」を嫌っていたんだろうと思っていた。

 でも、「仕事人」とかは好きだし。必殺シリーズは、こんなのばっかりだ。


「見ていったら王道展開でした」は許せるのよ。

「徹頭徹尾テンプレ」でも、ギャバンとかは見ちゃえるのよ。


 ただ、ネット小説とかになると途端に萎えてしまう。

「スカッとジャパン」と遜色がなくなる。


 何が違うんだろうとは毎回思っていた。


 何が気に食わないんだろう? と。




 ただ、岡田斗司夫さんの上記の切り抜きを見て、


「描写で手を抜かれていること」


 に腹を立てていたんだとわかった。


 雑なんよ。つまり。



 王様はこんな感じ。

 貴族だから、服装とか好みはこんなの。

 お姫様はお紅茶で。


 いや、待ってくれと。

 そんなのさんざん読まされたから、飽きてんだ。

「何も考えてねえのかよ?」とさえ、思ってしまう。

 

 ファンタジーであって、歴史物ではないんだから、なんらかの説得力があれば表現変えられるのではと思えてしまう。

「あなたは、ファンタジーしか読んでないわけじゃないですよね?」

 と毎回思うんだ。


 ちょい、読者にわかりやすくしすぎでは、と思える。


 様式美が必要なのはわかる。

 そういうのが書きたいから書いているならOK。


 お嬢様学校に制服を用意するのは、おそらく作者ないし読者が

「制服を着せたいから」

 だと思われる。

 もしくは、私服の女子ばっかだとイラスト側が死ぬから。

(最大の理由はこれなんだろう、多分)



 オレとしては「お嬢様学校に制服なんかなくていいじゃん」と思う。

「制服なんて日本くらいですよ!」

「軍服発祥の衣装を、少女に着せるなんて!」

「うちは自由な学風なのです!」

「『あしながおじさん』だって制服ありませんやん!」

 っていうなら私服登校アリじゃん、って思うわけよ。

 実際、制服がない学校を書いた作品もあるかもだし。


「流行っているから書いている」は、ギリ。戦略だし。

 だからって雑なのは、ちょっとライン超えかな。完全に自分がない感じ。



 別になにか言われたから、こういう話をするわけじゃ全然ない。

 とはいえ、オレ自身はテンプレがめちゃくちゃ嫌いなんだなと自己分析はできた。


 ちょっとでいいから違ったものがほしい。


 だが、ネット小説、特にファンタジー系だとそういう「様式美」ばっかり見せられる。

『ファンタジーってこういうもんですよね?』といった、読み手に安直すぎる姿勢」

 に、怒りを覚えるのではないかと思ったのだ。


「みんなそうだろ?」というか、「オレはそうだった」という話にすぎない。


 だから、オレはネット発作品より、「プリコネR」の方を評価するんだろうなーと。

 キャラの作り込みだったり、キャラに奥行きがあったり。


 その姿勢が、鑑賞基準とマッチすると、推せるのだろうと。


 なので、

「オレはガチなファンタジー以外認めん! ガチのファンタジーっていうのは!」

 とか、

「海外では!」


 とか他人に対して言う前に、「自分が何を許さないのか」の方を考えてみる。


「なにに怒りを覚えているのか、自分を分析」


 そこからはじめて、物事の好き嫌いを確認していくのがいいんじゃないかなーと。

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