生まれてはじめてスラッシャーホラーを書く

 いや、まじで「キリちゃす」書くの楽しい。


 本作は、カクヨムの公募に合わせて書いた作品だ。


 今までマンネリ気味だったので、過激描写を解禁してみた。

 加減がわからず、実際に過激になっているかどうかは謎だが。


 作中のあとがきでも書いてあるが、「キリちゃす」のモデルは「ジョン・ウィック」だ。

 ジョン・ウィック自身も、「80年代ホラーのスラッシャーたちがモデル」らしい。


 だが、殺した数はジョン・ウィックのほうが三〇〇人超と、多いという。

 ジェイソンや本家ブギーマンのキルカウントを足しても、キル数は三〇〇人に満たないらしい。


 キリちゃすの本名である名字の

灯芯とうしん

 は、「ウィック」の日本語訳「ろうそくの芯(しん)」からである。


 殺し屋ではなく退魔師との戦いにしているのは、邦画『来る」の「ぼぎわん」のオマージュでもある。

 あれもジョン・ウィックと同じく、『ブギーマン』という設定だ。

 ゲームライターのマフィア梶田さんは、『来る』を

「霊能力者と悪霊との、妖怪大戦争」

 と評している。

 ああいった作品を書きたくて、スラッシャー物に挑戦してみた。


 他に盛り込んでいる要素は、「【ゆっくりTRPG】クトゥルフ怪事件調査録」である。

 超常専門の警察官とオカルト探偵のコンビは、こちらから取った。


 また、キリちゃすが死んだ彼氏を「ピ」と表現する様は、最近販売されたインディーズゲーム

『NEEDY GIRL OVERDOSE』

 から拝借した。

 本家を動画などで調べているが、とてつもない情報量で圧倒されている。


 あとは、『キル・ビル』なども混じっているかなぁ。


 いつもと作風の毛色が違うので、今まで応援してくれている方は困惑しているかもしれない。


 別の人に書いてもらう案もあった。

 しかし、これは「オレ以外では表現できないな」と思って、書いてみた。


 プロットは出来上がっているが、キリちゃすの存在はどんどん膨らむ一方である。

 アドリブで色々と変えているので、今後どうなるかお楽しみに。

 自分でも、ワクワクしている。

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