一日だけ復活したアニゲラ

 マフィア梶田さんのチャンネルで、「アニゲラ」が一日だけ復活した。


 当時メインパーソナリティだった杉田智和さんをゲストに招き、メールを読むスタイルで進む。

 杉田さんは三時間以上水を飲まずに話し続けていて、梶田さんに驚かれていた。


『無職転生』の感想や意気込みなど、興味深い話が聞けて満足である。



「ホントはもっとあって色々やりたいが、コロナ禍で全部ダメになり続けた」

 と、二人がコラボできない事情などを話す。


「『デュクシアイテテ』や『突然ブッピガン』は、今も続けていたらYou Tubeで天下を取っていた」

 と語る。


 しかし、ブッピガンは『4Gamerはあくまでもゲーム雑誌』というスタンスだったため、続けられなかったという。

 お二人は、今でも悔やんでいるという。

 

 3.11にも触れて、当時アニゲラは中止せず、平常運転をした。

「エンタメは必要と欲しいだと『欲しい』の枠に入る」

 とまえおきする。

 その後、『某ゲーム会社が『うちのライバルはマクド』といい、欲しいが必要を上回る瞬間は確かにあると言いつつ、

「ただ、エンタメはそんなに競って作るものではない」

 と語る。

「このアニメを見るには、これだけの知識、覚悟が必要だと言われると二の足を踏む」

 と。



「ラップは昔虐げられていた人が、『俺たちはこんなところで終わらない』と音楽で語るのがラップだった」


 自分がいかにイケているかマウントするラップを「ギャングスタラップ」ということを知り、

「『覇権アニメを見ているから俺はイケている』など、感性でギャングスタする人が、キモオタの中にもいる」

 と杉田さんが語り、


「見ているアニメでマウントしてくるやつなんて、この世で一番しょうもない存在」

「好きなものを見て、好きなものを語るのが一番いい。それ以外はやる必要がない」

「人の評価は関係ない。結局自己満足。世間的に糞アニメでも自分が癒やされたなら神アニメ」

 と梶田さんも賛同する。


「不良がトップを取らないのが、自分の好きなジャンルであって欲しい」 

「好きなジャンル同士でディスり合うのは、お互いに傷つくだけ」

 と嘆く。

「誰も傷つけない、キモオタが居場所を得ているのは大事」

 という。


「声優アニメの話」

 声優養成所のアニメがあるという話になって、

「あれはファンタジー。あれでいい」

「あれをリアルじゃないというやつは、めんどくさいやつ」

 と切り捨てている。

「フィクションをフィクションとして楽しめないやつは、エンタメを楽しめない」

 とバッサリ。


 梶田さんも

「フィクションに規制はかけないで欲しい。現実で起きていないことに関して規制をかけるのは、闇の時代の始まり」

 と、警告している。


 

 他にも面白い話が聞けるので、ぜひぜひ。

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