あなたの貧乏描写、大丈夫?

 以前、ノベプラでどなたかが

「金持ち描写が成金テンプレすぎる!」

 という話をブログでなさっていたので、オレは「貧乏描写」の方でツッコミを。


【にじさんじ】力一の話す「貧乏」が解像度高すぎる件【ジョー・力一/Vtuber切り抜き】


 という動画を見て


「貧乏描写で『もやし生活』を語るのは、貧乏エアプ」

「ホンモノの貧乏は、日持ちするキャベツを食うはず」

「キャベツのほう重量的にがコスパいい」


 というコメントに、力一さんは「それは違う」と語る。



 たしかに、もやしは日持ちがしない。すぐに傷んでしまう。

 キャベツの方がいいのは、そのとおりだろう。


 それをふまえて、ジョーさんいわく

「ホンモノの貧乏はカップ麺を食べる」

 という。


『いやいや、「今日もカップ麺生活」なんて普通の貧乏はできない。袋麺へ行く』

 という意見がある。


 オレも、そう思っていた。


 しかし、「それもリアリティがない」と、力一さんは語る。


「自分の欲望を優先するからこそ、貧乏なのだ」と。


 

 キャベツや袋麺の発想は、「貧乏サイヤ人の発想」であると。

 

 オレは代弁すると、「倹約家の発想」かなと思えた。


 つまり「情報がある」からこそ、ここにたどり着ける。

 そこまでいっちゃうと、貧乏というより倹約家になってしまう。


 しかし、貧乏な人は、そんな情報を知っているかまではわからないが、

「情報を知っていたところで、自身の欲望を優先する」

 のだろう。


 だからこそリアリティのある貧乏なのだと言える。


 力一さんはそう言いたいのだろうと思えた。


 すばらしい観察力だ。

 さすが、昔ラノベを新人賞に応募していただけのことはある。

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