桐生ココ氏の語彙力に嫉妬する

 今日は休みだったので、昼飯を食いながら


「桐生ココ 龍が如く暴言罵倒集」


 を見ていた。


【龍が如く】最新作を桐生ココ氏がプレイする動画の切り抜きだ。


 街のチンピラを初退治した直後、300円をゲットしてドヤ顔を決める主人公チームに対し、ココ氏は


「オメーたった今、何も持ってない、失うもののないおっさんから、300円奪ったんだぞ!」


 という暴言を吐く。


 ほかにも点滴を担いだ、いかにも健康そうな「さまよう患者」という敵名に対し、


「わたしがメンヘラのふりをしていたときのように、こいつ病人のふりをして、周りからカワイそうと思われるような、疾病による利得だけを得ようとしているゴミクズ野郎では!?」


 という名言が炸裂した。




 俺がラノベとかなろうに求めている語彙力って、こういうのなのだ。


「頭の回転が速い人が繰り出す、頭の悪そうな発言」だ。

「ムダに洗練された、無駄話」だ。


 変にカッコつけたイメージをもたせる二の線な会話より、三枚目全開なバカトークの方が知性を感じる。

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