無欲になりすぎて、向上心がなくなった

 前回のような話をなぜしたかというと、最近

「無欲を通しすぎて、貪欲さが減ってきたな」

 と思うようになったから。


 夢コンに応募しなかった理由もこれ。


「夢を置い続けると不幸になる」

 という、ドライな考え方があったから。

「なりたいなにかになることより、『したいことをして生きていく』とシフトしたほうがいい」

 と、いろいろな本を読んだり、話を聞いたりしてわかったから。


 それでは、読者には刺さらんよなと。


 求めてることってそういうことじゃないよね、と。


 自分を律するためにビジネス書とか読み始めたんだけど、読みすぎたっぽい。


 がっつり貯蓄もしている。

 投資もしている。

 ムダな支出は抑えている。


 ポテチもハンバーガーも、ほとんど食わなくなった。

 食欲が爆発して、自分を抑えられなくなるって。


 おかげで、自分が本当にほしいのは

「映画を見る生活」

 くらいだとわかってきた。

 

 娯楽はほぼ映画と、サブで小説・アニメ・マンガ・ようつべだけでいいなと。

 完全にインドアで成り立つなーと思う。


 そのせいか、貪欲さが薄れていった。


 欲のために生きている人を、バカにするような目で見るようになってきたなー、と。


 ただ思ったの。


「これで、読者の心を掴めるのか?」って。


「足るを知ること」は大事だ。

 ただ、それは自分が気にしていればいいだけの話。


 人に強要するようなことじゃねえよなー、と。


 他人は、他人がその境地に立てばいいやん、と思うようになっている。


 主人公とは「何かを死ぬほど渇望している人」だ。


 ただ、オレはそういう人からどんどん遠ざかっているように思えるのだ。


 結果、何を書こうと悩んでいる自分がいる。

 何を書けば刺さるのか、考えようともしていない自分がいる。


 ちょっと、欲を取り戻すのに、時間がかかるかもしれない。

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