路上でバラフォンをたたく
増田朋美
路上でバラフォンをたたく
道路でバラフォンをたたく
今日も暑かった。みんな部屋の中にいた。でも、買い物には出ないといけないから、帽子かぶったり、日傘をさしたりして、買いものに行っていた。ちょっと余裕がある人は、車に乗って、エアコンを
付けていく人もいる。というか、こんな暑い中だと、そういうひとばっかりで、道路を歩いていく人は、本当にわずかばかりなのだが。
そんな中、杉ちゃんと蘭は、ショッピングモールへむかって、道路を移動していた。
「あーあ、いやになっちゃうなあ。こんな暑い時に、買い物行くなんてさ。」
と、杉ちゃんがでかい声で言うと、
「まあまあ、其れも仕方ないよ。買い物は毎日の事だもの。」
と、蘭がにこやかに言った。
「でもよ。」
杉ちゃんは、前方の大通りで傘を刺して歩いている女性を顎で示した。
「ああ、その人がどうしたの?」
「だからあ、ああして傘を持って歩いているやつって、どんな気分なんだろう。やっぱり涼しいのかな。それは僕、よくわからないからさ。どういう気持ちになるのかなと思ってさ。」
と、杉ちゃんは、一寸うらやましそうな顔をして、そういうことを言った。
「ああ、そうなんだね。僕も、すっかり忘れてしまったなあ。ドイツ時代に、そういうことはみんな忘れてしまったからなあ。」
と、蘭はわざと、明るく言う。
「ちょっとうらやましいよな。僕は、生まれて一度も日傘をさしたことがない。編み笠ならかぶったことが在るけどさ。日傘をもって、歩いてどうのこうのなんて、一回もないよ。」
「そうだねえ、、、。」
蘭は、一寸杉ちゃんの気持ちに複雑な気持ちになった。確かに、杉ちゃんのような人は、日傘をもって移動何てできるはずがない。確かに杉ちゃんのような人は、日傘を持てずに、日の光にじかに照らされることになるだろう。
「でも、杉ちゃん。いいじゃないか。僕たちは、日傘ではなくて、帽子をかぶったりすれば、それで暑さを防げるんだから。一個しか選択肢がないわけじゃないよ。だから、いいだろ、いろんなやり方があって。」
蘭がそういうと、杉ちゃんは、
「いろんなやり方ね。本当にそうなのかな。」
と、言いながら、車いすを前に進ませたのであった。ちょうどこの時、どこからか、木琴ではあるけれど、マリンバとはまた違う、小さな音が聞こえてきた。何の音だろうと思って、もう少し先に進んでみたら、一人の青年が、あのヒョウタンをぶら下げた木琴であるバラフォンをたたいていた。
「あら、バラフォンとは珍しいな。お前さん日本人だよな?」
と、杉ちゃんがその青年に声をかける。
「ご精が出ますね。」
と、蘭も車いすを止めて、その青年に声をかけた。青年はちょっと怖いとでも思ったのだろうか、バラフォンをたたくのを止めて、金魚みたいに口をパクパクさせている。
「気にしないでください。二人とも悪い人ではありません。そのまま、演奏を続けて下さい。」
と、ジャージ姿でペットボトルの水を持った、カーリー・キュイが、青年のほうへやってくる。
「ああ、キュイさんのお弟子さんだったんですか。道理でバラフォンなんかたたいていたんですね。それにしても、道路でバラフォンを演奏するなんて、ずいぶん思ったことをやるもんですね。」
と蘭は、驚いてそういうと、
「ええ、彼は、名前を紺野敏夫君と言いまして、一年前から私のバラフォン教室に来ているんです。今日は、その一年の成果を発揮してもらおうと思ったので、こうして路上ライブをさせてもらいました。」
と、キュイは言って、二人を彼に紹介した。杉ちゃんと蘭は、自分の名前を名乗って、お互いに握手をした。
「ありがとうございます。所でキュイさん、どこかホールを借りるとか、カフェテリアで演奏させてもらうとか、そういうことは考えなかったんですかね?こんな道路でバラフォン弾いても、お客さんは来ないのでは?」
蘭は余計な心配をするように言ったが、
「ええ、そうなんですけどね。今は、発疹熱の流行で、誰もホールには呼べないでしょ。其れだったら、道路でやった方が、より反応がストレートに出ますよ。関心のない人は誰も来ませんが、本当に関心のある人だけが、こうして反応してくれるんですから。」
キュイは、にこやかに言った。
「ああ、そういえばそうですね。返ってホールでやるよりいいのかもしれない。確かに彼の演奏は、音程もしっかりとれているし、リズム感も悪くないね。まあ、これからも、頑張ってバラフォン、勉強してください。」
と、杉ちゃんがその青年、紺野敏夫君に言ったのであるが、敏夫君はちょっとびっくりした表情をしたままだ。
「まあ、確かに怖い奴に見えるよな。僕たち、黒大島なんて着てるんだもの。まあ、男がな、着物着るとなると、怖い奴に見えると思うけど、僕らは何も怖い奴でもなんでもないから。気軽に話しかけて頂戴よ。」
杉ちゃんはそういうことを言うが、蘭は杉ちゃんのそのしゃべり方が、怖い印象を与えてしまうのではないかと思った。杉ちゃんもう少し、優しくしゃべってくれと蘭が言いかけると、
「いいえ、彼には話をすることできませんよ。心因性の失語症というのでしょうか。自分のことも、人のことも話せないんです。」
キュイが、急いで杉ちゃんたちに事情を説明すると、はああなるほどと蘭も杉ちゃんも納得した。それで、言葉代わりにバラフォンでも習わせたのか。
「それで、少し自信をつけてもらおうと思って、路上でパフォーマンスをさせたんですよ。彼の演奏、きいてもらえませんか。ちょっと上がることもあるかもしれないけど、彼の演奏を見てやってほしいんです。」
「ああわかったよ。じゃあバラフォン聞かせてもらおうじゃないか。ちょっと時間はあるし。ショッピングモールは逃げていかないし、あの場所にずっとあるんだから。」
と、杉ちゃんは腕組みをした。キュイが敏夫君にバラフォンのマレットを渡して、じゃあ、やってみてください、敏夫君はバラフォンをたたき始める。曲は、アフリカの民謡であるらしいのだが、それを何もミスなくたたいていた。はあ、上手だなあと杉ちゃんも蘭も感心してしまった。路上を歩く人がもっとたくさんいたら、バラフォンを聞いてくれる人も増えてくれるだろうなと思った。
「お上手ですね。」
蘭は曲が終わると、拍手をした。杉ちゃんはぴいーと口笛を吹いて、もう一回やってくれといった。
「そうだねえ。リズム感もしっかりしてるし、頑張れば、動画サイトなんかで、バラフォン演奏をアップできるかも。」
と、杉ちゃんが言うと、
「それはどうでしょうか。かえって、障害がある事をいいことに、バラフォンをたたいて同情を読んでいると批判されるかもしれないって、彼のご家族は言っていますよ。其れよりも、バラフォンは、趣味の延長線上としてやりたいと。」
とキュイが言った。ふむふむなるほど。そういうことはあるかもしれない。
「でも、上手だよ。そこはちゃんと才能あるから、自信もって。これからも頑張って路上でパフォーマンスしてね。」
杉ちゃんは、そういって敏夫君の肩を叩こうとしたが、キュイにそれはやめた方が良いと言われて、それはしなかった。
ところが、そのパフォーマンスを、杉ちゃんたちだけではなく、別の人物が眺めていたのである。彼女は杉ちゃんたちを眺めると、手帳に、口のきけないバラフォンの奏者と書いて、名前、紺野敏夫と書いた。
杉ちゃんたちが、キュイに拝聴料を払って、じゃあなと再びショッピングモールに向かって歩いていくと、女性は、キュイとバラフォンをたたいていた、敏夫君に声をかけた。
「こんにちは。私、月間新作の記者の西田と申しますが。」
と、彼女は名刺をちらりと見せた。
「なんでしょう。」
キュイがそういうと、
「ええ、先ほどバラフォンをたたいていた、先ほどの方について、もうちょっと、詳しく教えてほしいんですよ。」
と西田と名乗った女性は、そう切り出した。
「はああなるほど。何か取材ですか。それならお断りです。私たちは、そのためにバラフォンをたたいているわけではありません。」
キュイは、西田に一寸きつく言った。西田の目が笑っている。口は何も動いていないけれど、彼女が、自分たちをバカにしているのだということは、すぐに分かった。
「あの、ちょっと伺いますが、バラフォンを習いだして、何年になるんですか。それに、バラフォンという珍しい楽器を習ったきっかけは?」
西田は、いきなりキュイ達にそういうことを言い始めた。
「きっかけは、彼が口がきけなくなってしまって、親御さんがどうしたらいいのか、私に相談してきたからです。それで、いいでしょう。」
と、キュイがそういうと、彼女はははあなるほどという顔をした。
「相談って、あなた、カウンセリングの資格でも持っているんですか?」
「いいえ、持っていません。ただ、先祖代々、グリオの家系でしたので、誰かの相談に乗っていたことはあります。」
「はあ、そうですかあ、、、。それでは、何も役に立たない人が、そういう楽器を教えていただけですか。」
西田とキュイは、意味のないやり取りを始めた。隣にいた、敏夫君が、怖いという顔で、二人のやり取りを聞いている。
「まあ確かに、役に立たないかもしれませんが、私はバラフォンという楽器を通して、何か気付きというか、つながりというものを得られると信じているので、バラフォンを生業にしていこうと思っています。」
キュイが、きっぱりというと、
「そうですか。でも、ただ、木の板に、ヒョウタンをぶら下げた木琴なんて、ピアノやほかの楽器に比べたら何の役にも立ちませんよ。こんなところで路上でパフォーマンスさせるより、ほかのことを正業にしていけるように教えていくほうがよほど正しいのではありませんか?」
と、西田は嫌がらせするように言った。
「そうかもしれませんが、私は、そうは思いません。どんな楽器であれ、たとえ原始的な楽器であれ、必ず何か得られると信じています。」
「そうかしら。」
と、西田は朗々と言った。
「そんなことしたって、彼を何とかすることはできないんじゃないかしら。其れよりも、彼がもし口が本当に聞けなかったら、お医者さんに見せるとか、そういう事をさせるのが指導者でしょう。あなたも、その顔の色から判断すると、アフリカとかそういうところから来たんだと思うけど、アフリカ古来の思想とか、そういうものは、今の現代社会ですと、何も使えないことが多いのよ。」
「そうかもしれませんが、楽器は楽器です。アフリカの楽器であれ、原始的な楽器であれ、必ず音楽として伝わってくるものはあります。それを道路で演奏したとして、何もいけないことはありません。私たちは、けっして有害なことをしているわけではありませんもの。その何が悪いというのですか。」
キュイと、西田がそう口論していると、その間に、紺野敏夫君は、いつの間にか姿を消していた。キュイも、彼女に変なゆすりをかけられて、いちいち返答していたので、敏夫君がいなくなったことに気が付かなかった。
敏夫君は、全速力で走って、ショッピングモールの中に入った。そして急いで、いつも持ち歩いている筆談帳を取り出して、インフォメーションセンターに走っていく。
杉ちゃんと蘭が、ショッピングモールの食品売り場で、お金を払っていると、いきなり館内放送がなった。
「こんにちは、いらっしゃいませ。ご来店中のお客様にお呼び出し申し上げます。影山杉三様、伊能蘭様、お手数ですが、インフォメーションセンターまでお越しください。」
「はあ、何だろうね。まあ落とし物でもしたのかな、とりあえず行ってみようぜ。」
と杉ちゃんと蘭は、急いでインフォメーションセンターに言った。そこへ行くと、汗びしょびしょになって、あの紺野敏夫君が立っていた。
「どうしたんですか?」
と蘭が聞くと、敏夫君は、キュイ先生が大変とメモ用紙に書いた。
「何かあったんですか?」
と蘭がもう一回聞くと、彼はそんなこと語っている暇はないという感じの顔をした。
「よし、僕たちも行こう。」
と、杉ちゃんが言って、二人はいそいでショッピングモールを出た。敏夫君は、本当は、超特急で走っていきたいのだろうが、蘭たちが、車いすの陸上選手でもないので、一寸じれったいようであった。でも、口がきけないというところから、何か不満を漏らすことはなかったけれど。
杉ちゃんと蘭は、亀くらいの遅いスピードで、やっと、先ほどのストリートライブを行っていた場所に戻ってきた。戻ってくると、キュイはまだ、あの女性記者と口論している。
「だから、どうして、バラフォンなんか教えているのかと聞いているんです。そんなもの役に何て立たないと思われるのは明確でしょう。其れなのに。」
と、西田はまだそういうことを言っている。キュイのほうは、かなり西田から打ちのめされているようであるが、それでも彼女の話にはいはいと応じていた。
「それなのになんですか、私は、役に立つか立たないかなんて、何も思ったことはないんです。ただ、音楽を通して何か、つながりがあるかもしれないから、それだけを信じてバラフォンを続けているんですよ。」
「はあ、そうですか。でもそれだけで生活できるということは思いもしませんわね。其れよりもあなた、違法薬物の販売とかそういう事で生計を立てているんじゃありませんの?」
西田はそういうことを言っている。結局のところ、キュイの弱みを握って金でもむしり取ろうという作戦なのであった。それは、悪質な記者というか、ただの暇人のやりそうなことだった。そういう風に敷いて、生計を立てている人間というものもいるものである。全く、そういうやつがどこの世界にもいるもんだと杉ちゃんも蘭もやれやれとため息をついた。
「まあちょっと待ってくれ。お前さん、キュイさんゆすって、何を企んでいるんだよ。こいつから、何か取ろうって言ったって、こいつは何も持っていないと思うけど?」
と、状況を把握した杉ちゃんが、西田に話しかけた。
「あら、あなたたちお知り合い?」
と西田は、二人の顔を見る。二人とも歩けないでいるということが分かれば、こっちのもんだという顔をしていた。そんなこと、私のやっていることで、何も大したことはないんだと、いう感じのバカにした顔である。
「お知り合いというか、このキュイさんとは、ずっと親友だ。僕たちは、ずっと親友だよ。」
と、杉ちゃんがでかい声で言った。
「親友?そんなこと、何になるんですか。そんなもの、何にもならないと思いますけどね。そんなものがいたって。」
と、西田は言うが、杉ちゃんはカラカラと笑った。
「お前さん、なんでキュイさんからお金をゆすり取ろうと思ったの?キュイさんがまさか、違法薬物とか、そういうものを販売して生計を立てているのかとでも、思ったのか?それだったらお断りだ。僕たちは、けっして彼がそういうことに手を出していないことは知っているから。」
「あなたも、世間知らずな人ね。」
と、西田は勝ち誇ったように言った。
「こういうところで、路上でパフォーマンスして、そういうひとはね、けっして善人とは限らないんですよ。あなたたちも、だまされないほうがいいのではないかと思いますわ。こうして、バラフォンを世界に広めたいとか言って、実際は、故郷に送金していたりとか、そういうことをしている外国人は結構多いですから!」
「いや、そんなことありません。」
と蘭は、彼女に言った。
「キュイさんは、立派なバラフォン奏者です。彼は、いろんな傷ついた人にバラフォンを使って、心を癒してもらうようにしています。何も悪人ではありません。そういう方です。」
それでもやっぱり、障碍者というものは、少数派である。蘭や杉ちゃんがそういうことを言っても、まるで西田には効果がなかった。暑いわねえと言って彼女は鞄の中から日傘をさした。それができれば、彼女のほうが、一段上というか、身分の高いというかそういう風になってしまうんだろうか。蘭も杉ちゃんも日傘をさして歩くということはできないのだった。
「でも、あなた、アフリカから来て、ちゃんと仕事してないでしょう。バラフォンの講師なんて、そんな肩書名乗っているけど、それ、嘘でしょう。本当は、何か夜の仕事とか、そういうことをやってらっしゃるのではないの?」
「そんなことありません。ちゃんと、バラフォンを教えて、バラフォンの教室を自宅でやっているんです。それは、僕たちも知っていますから、こうして三人の証人が得られたんですから、もう信じてくれませんか。」
と蘭がそういうと、いきなり、後方からバラフォンの音が聞こえてきた。曲はなんだかわからないけれど、ちゃんとバラフォンの音になっている。バラフォンの音は、しっかりと、力強くなる。西洋の木琴と違って、バラフォンはたたき方によって、音が変わったりすることもある。バラフォンはそういうところが非常に難しいのであるが、その演奏は、ちゃんと其れもやりこなしていた。
「ほら、上手な音が聞こえるじゃないか。これはちゃんとキュイ先生が仕組んだもんだよ。それは、キュイ先生ではなければできやしないのさ。ほら、ちゃんと聞いてみな。」
と、杉ちゃんが西田の腕をつついた。西田と杉ちゃん、蘭が後ろを振り向くと、敏夫君が一生懸命バラフォンをたたいているのだ。彼は、マレットをしっかりと握りしめて、アフリカ民謡をたたいているのだ。キュイも、彼の、演奏を改めて聞いて、驚いてしまったくらいだ。自分の弟子が、そういうことができるなんて、師匠である彼も、予測していなかったのだろう。
「敏夫さん、マレットの角度をもう少し低くしてみてください。そうすれば正確な音程が得られます。」
キュイが言うと、敏夫君は、しっかり頷いて、またマレットを握りなおした。彼の周りに、何かめずらしいものをたたいていると言って人が集まってきた。その中に、猿回し芸を見ているような客は誰もいいない。其れよりも、すごいとか、感動的とか、そういう表情で彼の顔を見ている。そんなことを気にしないで、敏夫君は、一生懸命バラフォンをたたき続ける。
「すごいじゃないか、人が集まってきたじゃないか。」
と杉ちゃんはキュイに言った。
「そうなったのは、お前さんのおかげだぜ。いくら、貧しい国家から来たと言っても、弟子がこうして客を呼べるまでなったんだぞ。」
「そうね、、、。」
西田は、そういう顔をして、
「で、ではごめんあそばせ。」
と言って二人の前から、そそくさと逃げていった。西田が、日傘をさしてすごすごと逃げていくのを見て、キュイが、敏夫君の演奏を聞きながら、何か歌いだした。どんな言葉なのかまったくわからないけれど、アフリカに伝わる歌なのだろう。二人の音楽は、さらに人を呼び、また何人かの人が集まってきた。
キュイが歌を終えると、周りのひとたちはスタンディングオベーションのように拍手をした。中には、二人にお金を渡していく人も何人かいた。
「一体何を歌ってたの?」
全部の人が離れていくと、杉ちゃんがキュイに尋ねる。
「ええ、私たちがアフリカでうたっている勝利の歌何ですよ。私たちの周りには、文明人を嫌うお年よりもいますから。」
と、キュイはにこやかに言った。
路上でバラフォンをたたく 増田朋美 @masubuchi4996
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます