第12話 金光図書館様より

 9月2日(水)の昼頃、通常の郵便配達で、金光図書館様よりはがきが届きました。普通、いちいちはがきや手紙が届いたぐらいでわざわざこうして章立てて文章にすることなどないのでしょうが、今回ばかりは、そうも参りません。

 というのも、本名を併記しない形で、初めてペンネームのみの宛名の郵便物が届いたという意味において、記念すべき日となったからです。


 このはがきは、官製はがきへの印刷物ではなく、切手の貼られた私製のはがきで、金光図書館長名義で図書館長印も押印されたものです。上半分は、日付と宛名、それに金光図書館長名と明朝の活字でのメッセージが記されています。「記」と印刷された文字の下半分には、手書きで署名および担当者のメッセージが書かれております。


 金光図書館は、金光教関連施設の中にあるものでして、公立図書館とは少し異なる位置づけのものではありますが、金光教さんの方針だと思われますけれども、教団関係者だけでなく、地元の人や教団に関係ない人たちに対しても開かれた施設です。この日は、1階のホールと図書館内において、数年前に講演に来られたという中村哲氏(医師・故人)の特集がされていました。

 

 本名との併記であればすんなり届いていたのでしょうが、少しばかりすったもんだのような形にはなったものの、今回は通称である「与方藤士朗」の名で初めて、郵便物が届きました。郵便局から宛先にこの名前もありうるということで届をしてくれと言われましたので、そちらも、夕方に岡山駅前に出向いた際に駅前の郵便局の窓口に提出しました。


 それにしても、昨年秋にふと思いついたことをきっかけにこのペンネームを思いついて使い始めてこの方、目に見えるようにというか、それまでとは見違えるほどに文章が書けるようになってきたような気がします。そればかりか、自分自身の行くべき道も開けてきたように感じることが多くなりました。


 これを機会に、ますます精進してまいります。

 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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