第6話 買ってくれた図書館がある?!

 これまでは拙著の「寄贈」にかかわる動きばかり紹介してきましたが、意外にも、拙著を購入してくださっている図書館もありました。


 岡山県西部の、里庄町立図書館様です。

 14年前に出したエッセイを今も置いてくださっているわけでもないし、私自身が特に里庄町にご縁があったわけでもない。

 強いて言えば、舞台の一部が山陽本線沿線で岡山から福山の間という含みがあるぐらいです。そんなこといちいち、案内に書いていないし、ね。

 また、それ自体が何か特に大きく舞台設定として全体に影響を与えていて、それが明らかにその地であるということも、読まないと、わからないはずよ。


 それでも、こんな得体のしれない新人小説家の作品を図書館として購入してくださるとは、こんなありがたい話もないじゃないですか。

 まあ、舞台がどうも岡山県らしいぐらいのことは、何も知らない人でもわかるとは思いますが、それだけで、買ってくれる? ってことね。

 

 とるもとりあえず、時間を見て、お礼の電話だけはしておきました。

 今のところまだそちら方面に用事が出来てはいないのですが、時間を見て、里庄町に伺って、図書館様にもご挨拶したいと思っております。

 これが図書館の購入担当者様のご判断か、あるいはどなたかがいったん買って読んで、そのうえで寄贈されたのかはわかりませんが、いずれにせよ、これは購入という手が入っての蔵書だとわかりました。

 

 こんなありがたいことも、あるものですね。

 本当に、この御恩は一生忘れられません。

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