第4話 津山にて

 8月13日(木)。

 お盆休みの日ですね、世間では。

 とはいうものの、正月と違って世間は通常業務が行われていますけど。


 さて、この日は約2か月半ぶりの津山行となりました。

 というのも、5月はお世話になっている家庭教師業者の決算があり、経理事務を頼まれているから、どうしても忙しいのです。結構、泊まり込みで仕事したりもしていましてね、土日が絡む場合は、とにかく土曜は宿泊の上、日曜朝は携帯の電源も切って、プリキュアを視聴するというわけです。ちなみに私、プリキュアのリアルタイムは、約3年間、「皆勤」!です(苦笑)。


 この日私は、自分が読むための1冊を除き、合計8冊をもって自宅を出ました。

 岡山を10時過ぎに出る普通列車に乗って12時前に津山に到着。

 さっそく、津山駅前に最近できたカフェに行き、そこのママさんに、まずは、名刺とともに「寄贈」。実はこのカフェでも、今回の小説の執筆とか編集をしたことがありますのでね。

 そのあと、駅前の家庭教師会社に立ち寄って、拙著を2冊置いておきました。というのも、そこの社長から、できたあかつきには2冊買うぞと言われていたので、持ってきたというわけです。これだけは、あとで居酒屋に行く前に事務所に出向き、社長への挨拶を兼ねて、しっかり消費税込みで本代をいただきました。

 ちなみにこの社長、神戸大学の出身の方ですが、モデルにさせていただいた養護施設の前園長さんと同じく1945年のいわゆる早生まれで、クルマ好きが嵩じた「マニア」の要素をお持ちの方です。


 その家庭教師業者はかつてブックセンターという本屋だった場所ですが、その隣はと言いますと、かつて農協の地域本部クラスの事務所があった場所です。

 老朽化などもあって取り壊され、そこに、ルートイングループのホテルができたというわけで、本日はこちらに宿泊と相成りました。

 少し早い時間でしたが、本来なら15時チェックインのところ、13時30分過ぎに部屋に入れさせていただき、シャワーを浴びた後、今度は吉井川を渡って向こうにある天満屋グループのスーパーがあるビルへ。

 この4階には、津山市立図書館の本館が入っています。

 一応前日に、何冊あればいいかという話になって、周辺に4館あるとお聞きしていたので、4冊持って行きました。

 前日話した担当者の女性はお休みでしたが、引継ぎができていましたので、そこはスムーズに話が進み、寄贈の申込用紙に記入し、拙著とともに4冊と著述業の名刺を渡しました。

 ここは先日の県立図書館の失敗? をふまえ、記入した用紙をコピーしていただき、ホテルに戻って、残った1冊とともにその用紙を撮影し、フェイスブックなどにアップしました。ちなみにそのときの残りの1冊ですが、写真撮影用として「著者持分」にしております。

 こういうことは、きちんと皆さんに宣伝していくことも大事かと思いましてね。


 結局、前回申し上げました通り、1泊の予定をもう1泊追加し、翌日も同じホテルでほぼ1日こもって、かれこれ仕事? しました。

 暦の上では秋とはいえ、暑いことこの上なし、この上なし。

 朝食のときと夕方に敷地内にできた居酒屋に行くのを除き、とにかく、ホテルで過ごしました。それと、時間があれば、1階にできている風呂、ここにはなんとサウナもありますので、ますます重畳(ちょうじょう)。サウナで汗を流し、風呂を浴び、客室に戻ってまたごそごそと書きまくる。

 そんな感じで、15日(土)の朝10時前、チェックアウトするまで過ごしました。


 15日(土)は、10時過ぎの普通列車に乗って岡山には12時過ぎに戻りました。戻る前に、カフェのママさんに声をかけられました。

 「なかなか読みごたえがあるから、今しっかり読ませてもらっている」

 とのお言葉をいただきました。


 岡山到着後は、駅前の立ち飲みで缶ビールを1本飲んで、それから自宅に戻りました。まあ、朝ホテルでしっかり食べていたので、昼まで食べてもしょうがない、ってことで、エアコンをつけ、水しゃあーを浴びた後、夕方までまた、自宅で一仕事しました。夕方には一杯飲みに出ましたが、19時頃には自宅に戻り、早めに寝ました。

 明日の朝は、プリキュアを観ないといけないのでね(きっぱり)。

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