第2話 まずは、1本の電話から

 「1枚のキップから」


 そういうキャンペーンを、かつて国鉄がやっておりましたね。

 それにちなんだわけではないけど、私の場合は、こうですな。


 「1本の電話から」


 どうせ、時間無制限かけ放題のプランだから、通話料は無料。

 とにもかくにも、岡山県立図書館に電話を掛けました。

 朝の11時前でした。

 1階の総合カウンターで、「寄贈」を受付けていることがわかりました。

 特に他の仕事も出かける用事もなかったので、早速、図書館に出かけました。


 さて、くだんの拙著なのですが、岡山市内の養護施設(現在の児童養護施設)が舞台というわけでして、そうなると必然的に、岡山県にとっては「郷土資料」となることも判明。そういうコーナーがあることぐらいは知っていましたけれども、今回は岡山県内の出版社から出したわけじゃないのに、それでも、舞台が岡山県内のそれも岡山市というわけです。

 そんな本でも、「郷土資料」の扱いになるそうです。で、できれば、3冊いただけるとなおありがたや、とのこと。というのも、1冊は貸出用、あと2冊は、書庫保存用と郷土資料の本棚に禁帯出処理の上で並べるのだそうです。

 まだ100冊弱自宅にあるので、早速、本3冊と著述業の名刺を持って岡山県立図書館に自転車で出動しました。


 裏道というより旭川沿いの土手を自転車で走ること10分弱。

 岡山県立図書館に到着。

 早速1階の総合カウンターに行って、寄贈の手続をしました。

 こちらでは、寄贈の用紙に記入のうえ、名刺と拙著3冊をカウンターの女性職員に渡し、無事、寄贈終了と相成りました。

 寄贈手続の用紙をできればコピーしてもらって来ればよかったのでしょうけど、このときはそこまで頭が回っていなかったのは、ちょっと反省。行政・司法絡みのこの手の書類は、提出する場合、必ずと言っていいほど控えをもらうようにしています。例えば、裁判所への提出書類なんかは、こちらで控えも準備していき、裁判所の受付印をもらってくるのですけどね。

 まあ、しゃあない。


 ちなみに寄贈に関しては、どの図書館でも寄贈申込の書類に記入することを求めているわけでもないようです。また、図書館によっては後日御礼状をはがきなどで送付してくるところもありまして、こちら岡山県立図書館からは、約1週間後にはがきでお礼状が送られてきました。


 この後、街中の岡山市立幸町図書館を通った際に開館しているかどうかを確認すると、この連休は休館日とのこと。

 まあ、しょうがないか。

 寄贈はこの連休明けになりそうだな。


 そういうわけで、この日の寄贈は、これにて終了。

 自宅に戻り、他の図書館の開館日等をチェックすることにしました。

 あと、各図書館に拙著が蔵書としてあるかどうかも、ね。


 

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