White book

@tamayura0911

第1話

夏の夕暮れ。昼下がり。或いは、曙。

波打ちぎわに佇む、一人の少女。

その少女の髪は長く濃くまっすぐで、陽に灼けた手足はすんなり伸びて。どこか性は超越した、国境も人種も年齢すらも突き抜けた。透明で冷え冷えとした雰囲気に包まれている。

一身に、陽射しは集めている。一種独特の妖艶さ、神々しさを醸しだしてもいる。

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