よだれが垂れたわたしは喜びか哀しみか、涙をながした

ありもしないはずなのにわたしはその味や感触を想像し、よだれが垂れてしまっていた。
ほんとうにおいしそうなのです。情景がリアルなのもさらによい。
しかし、あれだろうか。
自身で育てたものこそが至高の味なのならば、きっとあれやそれなどを口にできたら最高だろう。
だが悲しいことにそれを味わうことはかなわない。
それはとても惜しいことだが、きっとこれ以上ない幸せとはそういうものをいうのだろう。

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