同じ塾に通う中学三年生の阿部と夏帆。勉強に明け暮れた夏休みも終盤。二人が向かった先は塾ではなく、青く澄み渡った海で――。短編とは思えないような密度たっぷりの青春を味わわせてくれます。またサクサクと読み易いのに、しっかりと情景が浮かんできて、実に素敵な物語でした!春へと想いを乗せた真夏の物語。ぜひ、ご一読くださいっ!