応援コメント

第20話 白と黒」への応援コメント

  • 蠱魅の級位の概念が面白いと思いました。
    上中下の級位と、日常的にも浄化されていく原理があるわけですね。
    川の流れや風の動き、湿った空気でさえも呂花は嫌いじゃないという本能的な感覚が浄化に必要なのかなと思いました。
    その日常的な心地よさが汚れを解きほぐし蠱魅を浄化させていく、そんなふうに読み解きました。
    しかし、級位があがるとそれでは間に合わない。陰人の術の出番になるのかと。

    衛姫、洞司、首占などあまりなじみのない役職だなと思ったんですが、こちらは何か元ネタのようなものがあるのでしょうか。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    蠱魅の級位分けは、後で出てきますが、高位精霊というものに端を発したんでしょうね。上中下というのは一応カタカナ語を減らしている(つもり)なのでその兼ね合いです。あとは昔から続いているということを入れたかっただけなのです。衛姫、洞司、首占というのもそこは同じです。

    元々陰人のモデルは陰陽師です。それをそのまま書くつもりがなくて、こんなことになりました(--;)

    「首占」はまともに調べていませんが、もしかしたらあるかも知れません。首席、首相といったトップ、責任者的な意味で持ってきました。
    「衛姫」は「式」を扱うわけですが、この社の「式」自体葉台の人間の間で全体を守るためのもの、という概念があるので陰人も式士の頂点にこの字を当てた、的な感じです。
    「洞司」は一番困った名称です。こんな役作るつもりがないどころか、著の立場も全く違ったので。今の配置に著が来てしまって、院司、衛司と司づいているので、無理矢理この字を拾ってきました。洞は見抜くという意味もあるようなので。
    占師の話をここまで書くつもりはなかったのですが。

    浄化が自然に行われる。その事については仰るとおりの感じです。呂花も自然を本能的に感じ取っていて、それが浄化に繋がる。実はメイン部分に関わってくることなので、それを解って頂けたということなのなら、凄く嬉しいです!

    毎度ながらコメントに気づかされる事があります。長くなってすみません。

    この度もお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m