第2話 ーお昼寝ー

 雨に濡れず家に帰り、投稿と同時に動画を見ることができ、ルンルンの七菜は現在お昼寝中。現在の時刻は18:30であり、もはやお"昼"寝とは?状態だ。しかし、そんなこと思ってしまっては負け。何から負けたのか正直分からないが、兎に角七菜は今寝たいのだ。何故なら寝たいから。本能のままに生きていたいから。そもそも七菜にとって日が落ちる頃にお昼寝をするのは日常茶飯事だ。七菜は体力が赤ちゃんほどしかないため、基本5時間ほどしか動けない。そのため12時頃に1度、18時ごろに1度睡眠をとる必要がある。しかし、体力が少ないと言っても睡眠をとらないと倒れたりするほどではない。どちらかというと1日に2回もお昼寝をするのは七菜は睡眠が好きだからという方が正しいかもしれない。

 寝ている時のふわふわする感覚が堪らなく好きなのだ。その上夢は七菜を中心に回っている。七菜の世界だ。

ー空を飛べるー

ー心の中に入れるー

ー自分だけのお城に住めるー

ー雲のベットで寝れるー


ー何でもできるー


そんな夢が好きで好きで仕方がない。

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