超絶機動後輩

&α

「よし、なんでも買え。たくさん買え」

「やったっ。あたしアイス買う」

「私チョコ」

「おまえらには奢らねえよ？」

「あ、身汽（みき）ちゃん」

「こんにちは。サークルのひと？」

「はい。いつもお世話になってます」

「おっ。こいつは誰だ」

「猫野といいます。アイス百三十円、チョコは二百五十円です」

「チョコ一個だけなのに高え」

「プレミアムチョコだから。払えよ？」

「うっ」

「お釣りです。ええと」

「あがつ。上げるに津で、上津（あがつ）(なあおまえ、身汽のこと好きなのか？)」

「(はい。好きです)」

「身汽いいい。今日こそ勝つっ」

「おねえさま私のほうが先に勝つっ」

「いばらさん。こんにちは」

「こんにちは。勝つっ」

「私の名前はもとか(あのふたりは誰)」

「(いばら姉妹です。なんかゲームで争ってるみたいで)」

「ののしろですが、のもとと呼ばれています(友達おるやん)」

「(で、どうなのよ実際)」

「(とりつくしまがないです)」

「(おまえ、空のゲームは、やらんのか)」

「(やってはみたんですけど、全然うまくいかなくて)」

「よし。先輩方が指導してやる。バイト終わったらサークル部室に来い」

「おまえ、さっき三機ぐらいに追われてボロボロだったろうが」

「ああアイスおいしいなあ」