噫嘻(農務精励)

噫嘻あいき



噫嘻成王あいきせいおう 既昭假爾きしょうかじ

率時農夫そつじのうふ 播厥百穀はくつひゃくこく

駿發爾私しゅんはつじし 終三十里しゅうさんじゅうり

亦服爾耕えきふくじこう 十千維耦じゅうせんいぐう

 ああ、国をよく栄えさせた王よ、

 その輝かしき徳は天下を照らす。

 周の国で農務に励む者を率い、

 百種の穀物の種をまく。

 農夫等よ、自らのための田畑を耕し、

 三十里四方を開墾されよ。

 こうして農務に携わることで、

 秋には五穀の豊穣が約束されよう。




○周頌 噫嘻

こちらも農務精励のための歌。この辺りの詩は、開墾作業の時にみなで歌ったりされたのであろうかな。その割に押韻が甘い気もするのだが。まぁ、唱歌としての発展以前の農耕かであればさほど押韻を気にせぬ、と言ったこともあるのやも知れぬ。




毛詩正義

https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E5%8D%81%E4%B9%9D#%E3%80%8A%E5%99%AB%E5%98%BB%E3%80%8B

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