裳裳者華(引用1:天子、臣下を寿ぐ)
みごとに咲き誇る花は、
その葉もみずみずしい。
我が子たる臣下を見れば、
我が心を写すかのよう。
我が心を覗き見れば、
そこには栄誉が満ち溢れている。
みごとに咲き誇る花の色は、黄。
我が子たる臣下を見れば、
見事に規範に則っている。
規範に則った彼らを見、
多くの喜びを身に受ける。
見事に咲き誇る花は、
あるいは黄色、あるいは白。
我が子たる臣下を見れば、
四頭立ての馬車に乗っている。
彼らの手綱さばきは見事なもの。
彼らを左に、左に侍らせ、
君子は適切な指示を下す。
彼らを右に、右に侍らせ、
よくいつくしみ、保つ。
君子が彼らをいつくしむから、
臣下らもまた天子の想いを
引き継ぐのである。
○小雅 裳裳者華
幽王が悪いよー幽王がー。なんでやねん。
■賢者の子孫が殺されたのは忍びない
晋書60 解系
幽王絕功臣之後,棄賢者子孫,而詩人以為刺。
解系は父が魏の時代に琅邪太守、梁州刺史として抜群の治績を挙げた。そんなかれは趙王司馬倫が賈南風らを排除せんと画策した事件に巻き込まれ、殺された。その司馬倫が倒されたあと、司馬冏らが上表し、解系など殺された忠臣に追加褒賞を願い出た。その上奏の一節である。当詩詩序が「刺幽王也。古之仕者世祿。小人在位則讒諂並進,棄賢者之類,絕功臣之世焉。」とあり、上記はこの詩序を逆に用いておる。幽王が功臣や賢者のをないがしろにしていたが、解系はまさに彼らと同じような犠牲となった、と訴えるのである。上表は受け入れられ、解系には光祿大夫が追贈され、改めて葬儀がなされた。
毛詩正義
https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E5%8D%81%E5%9B%9B#%E3%80%8A%E8%A3%B3%E8%A3%B3%E8%80%85%E8%8F%AF%E3%80%8B
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