伐柯(今あるものが大事/周公旦しゅごい)

伐柯ばつか



伐柯如何ばつかじょか 匪斧不克ひふふこく

取妻如何しゅさいじょか 匪媒不得ひばいふとく

 斧の柄は何で切り出すのか?

 斧でなくば切り出せまい。

 妻を娶るには何が要る?

 仲人おらねば得られるまい。


伐柯伐柯ばつかばつか 其則不遠きそくふえん

我覯之子がこうしし 籩豆有踐へんとうゆうせん

 斧の柄を切り出そう、さあ切り出そう。

 斧を見れば、そのサイズは明らか。

 彼の人となりを見るのにも、

 その食膳の並べようを見れば明らか。




○国風 豳風 伐柯


生活の基礎は、すでにあるものによって成り立つ。新たな縁も、すでにある縁より導き出される。それが世の中、というわけであるな。




○儒家センセー のたまわく


よくわからぬ! おそらく周公旦を讃える詩である! となれば斧もなかだちも何らかの隠語であろう! わからぬが!




毛詩正義

https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E5%85%AB#%E3%80%8A%E4%BC%90%E6%9F%AF%E3%80%8B

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