盧令(堂々たる狩人/古人を讃え、今人を謗る)

盧令ろれい



盧令令ろれいれい 其人美且仁きじんびしょじん

 猟犬の鈴、りんりん。

 狩人は素晴らしく情け深い方。


盧重環ろじゅうかん 其人美且鬈きじんびしょけん

 猟犬の首の二重の輪、かつん。

 狩人は素晴らしく、

 おぐしも決まっていらっしゃる。


盧重鋂ろじゅうばい 其人美且偲きじんびしょさい

 猟犬の二重の首輪、こつん。

 狩人は立派で、

 たくわえられたおひげも素敵。




〇国風 齊風 盧令


叔于田や大叔于田にも通じる雰囲気を感じぬでもないが、こちらが率いるのは人々ではなく、ただ猟犬のみであるところが違う。そして字数が少ないぶん、こちらの方がよりすきっとした雰囲気も感ぜられる。




〇儒家センセー のたまわく


斉の襄公が狩り狂いであるのは周知のこと! ここではあえて「昔の狩人の勇ましく、スマートな姿」を描き出し、「そうではない」襄公のことを批判したのである!




〇崔浩先生、やっぱり言ってしまう


イングランド人かな?




毛詩正義

https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E4%BA%94#%E3%80%8A%E7%9B%A7%E4%BB%A4%E3%80%8B

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