蘀兮(滅びゆく悲哀/臣下を従えられぬ主)
枯れ葉よ、枯れ葉。
風を受け、揺れる汝。
弟よ、兄よ。
私もまた、そなたと共にあろう。
枯れ葉よ、枯れ葉。
風を受け、飛ばされる汝。
弟よ、兄よ。
私もまた、そなたを迎えよう。
〇国風 鄭風 蘀兮
これは先に朱子学的解釈を紹介しておこう。いろいろな男に恋慕を寄せる淫女の詩とのことである。……ええええぇええ?
我には滅びゆくさだめから逃れきれぬ一門の諦観を歌った詩のように見えるのだがな。
〇儒家センセー のたまわく
鄭荘公の太子、忽を謗る詩である! 主君が弱く、家臣が強い! ゆえに相和すことが叶わぬ、斯様に歌うのである!
毛詩正義
https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E5%9B%9B#%E3%80%8A%E8%98%80%E5%85%AE%E3%80%8B
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