清人(ふらふらするだけの軍隊/愚かな人事)
清の邑人が彭に軍を構える。
重武装の四頭立ての馬車。
二本の矛には赤い旗。
しかしただ黄河のほとりを
ふらふらするばかり。
清の邑人が消に軍を構える。
重武装の四頭立ての馬車。
二本の矛にはキジの羽飾り。
しかしただ黄河のほとりを
行ったり来たりするばかり。
清の邑人が軸に軍を構える。
重武装の四頭立ての馬車。
左に巡り、右には矢を射るも、
中央軍はただどっしりと構えるだけ。
〇国風 鄭風 清人
見せかけだけの脅しばかりを繰り返す清の村の軍、という感じなのかな。これは詩だけを読んでみても、なかなかうまく含意を拾えぬな。「ふーん」で終わってしまう。
〇儒家センセー のたまわく
鄭の武公のひ孫、文公が高克という配下の振る舞いを憎んだ! そのため高克に清の村の軍を率いさせ蛮族らを防がせる任を与えたが、実質の左遷であった! しかもその後中央に召喚しようともせなんだため、高克はそんな任務をまともにこなそうともせぬわ、最終的には陳に亡命するわ、となった! すなわちこの詩の訴えんとすることは、アホかよ文公、である!
毛詩正義
https://zh.wikisource.org/wiki/%E6%AF%9B%E8%A9%A9%E6%AD%A3%E7%BE%A9/%E5%8D%B7%E5%9B%9B#%E3%80%8A%E6%B8%85%E4%BA%BA%E3%80%8B
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