作者のこだわりが見える世界観の設定がこれほどか、と言うほど詰まっています。白金の羊角騎士団や海賊退治の背景、フリゲートの描写までしっかりとなされています。ただ、あまりの設定の多さに目が滑ってしまう人が多いと思います。自分も何度か読み返して確認してしまうほどでした。それでも重厚なファンタジーが纏う空気を感じたので、ゆっくりと読むことにします