応援コメント

An Innocent Genocider」への応援コメント

  • ごきげんよう、もちろん自死は最悪手であるのでしょうが、自分の存在の真実、そして自分の「元」になった「自分」のこれまでの行動と彼の愛する人、愛する人々の結末を思えば、全ての罪を背負ってしまう、背負ってしまいたいと希うのは仕方のないことかもしれません。
    哀しいけれど。
    真正面から誰かに責めてもらえれば、殺意を向けてもらえれば。
    けれどそれが求められないのなら、と選んでしまった最悪手。
    ファーガルさんの龍弥さんへの言葉も、本心でありながら、あまりに悲しいです。
    世界中は憎しみと後悔と哀しみに溢れ、そこにまたひとつ、龍弥さんの自死という哀しみを背負い込まねばならない、そんなのはもうごめんだと結局は自分の心の安定だけを求めているようにも思えます。ただそれが龍弥さんの真実の救いになるとはきっと思ってはいないだろうけれど。
    互いにボタンを掛け違えたまま、それでもひとときの安定を得て抱き締めあうふたりのアンバランスさが余計に、この先起こる未来に不安を感じさせます。
    本当に迫力のある心理描写ですね。

    作者からの返信

    おだ 様
    いつもお世話になっております。
    本当に本当に良く読み取ってくださって、作者冥利に尽きます。迫力のある心理描写というお褒めの言葉を頂き、いつも通り土下座で地面にめり込んでおります。この、何処を向いても絶望であり、何をしてもダメというなかから、それぞれもがいて、なにか安心の形を造ろうとしているというクソッタレなありさまを描写するのを、私なりに頑張ってみました。凄まじく洗練された感想を頂き、私はつねに小説本文が大敗北爆発四散していないかどうか気がかりで、おだ様のたいへん貴重な時間と、言葉を頂くに足りるものにしようと必死で書いております。本来、前の隔週たちの流れと同じく、3話まとめて投稿する(丁度3話で今回も上手く纏まる)はずでしたが、3話目(もっとも三章後編で気合を入れるべきシーン)の出来が納得のいくものではなく、2話公開になってしまいました。良いものをお届けしたいというこころだけはある――技術や成果については、おだ様の目に映る有り様だけが正解です――ので、どうぞ、お付き合いください。三話目ははやめに今週の土曜日くらいに遅刻分として独立して上がる予定です。重ねて、お礼申し上げます。

  • >「あんたは、悪くない」
    こう言ってくれる人がいるだけで、どれだけ救われることか……でも彼はまだ、心からそれを受け取ってはいない気がしています。皆嶌龍弥ではない彼が救われることを、願っております。
    ( ;∀;)

    作者からの返信

    沖田 様
    いつもお世話になっております。
    「あんたは悪くない」。この、事実上決定的にやらかした犯人がいるけど、その罪を問うことは他のものにとってももはや罰でしかないというカスオブカスの状況を自作でどうにかもってこれないかなと温めていたものがついに出せました! うれぴー! 三章後編は何かちょっと名前が良く分かんなくなったひとがこてんぱんにされる回なので、ええとー、頑張れー! という気持ちで作者もいます。