応援コメント

お腹一杯の最悪な話」への応援コメント

  • ごきげんよう、絶望に包まれ、1秒、1分を漸く乗り越えた先に立ち塞がるのはまた絶望という世界で、けれど目の前にある生き残った者達のはしゃぐ声、久し振りの食事という儚く刹那の幸せの構成物は、でもやっぱり絶望をよりいっそうくっきりと際立たせる小道具にしかなり得ないのかも知れませんね。
    ここまで徹底的に滅びゆく世界とそこで生きていく絶望感を抱えた人々を描きながらも、その語り口の淡々として透明感さえ感じさせる文章と描写は、本当に溜息が出るくらいに美しいのが、凄いなと素直に感心してしまいました。
    絶望感をを愚痴として吐き出す行為が、ガス抜きとして作用してやっぱり絶望に染められているであろう明日への活力となっているのは皮肉以外のなにものでもないのでしょうが、それでもやっぱり生きていくというのがとても人間らしいなと思いました。
    長々と失礼いたしました。

    作者からの返信

     おだ 様
     こ、ここまで長文な感想を頂けるとは……。いやもう、筆舌に尽くしがたい感謝があります。いつもいつも思っているのですけれど、感想の文章力が高すぎて大いに私の本編が負けていそうな気がしています(気がするだけではない)。ここから最終三話は私なりに気合を入れて作ったので、もしお付き合い頂けたら幸いです。いま追ってるののほかにおださま次回作とか書かれませんでしょうか期待しています。