第10話 聖杜の周辺国紹介(参考資料)

  青海国セイカイ……  聖杜国セイトの隣にあり、同じく緑深い小さな森の国。 天空国チェンコンと同じ 天花チェンファ語を使いながらも、独自の発音を作り出して、天空国との差別化と独自性を保ってきた国。


 ザイード国…… 森を南下した先、アトラス山地の麓にある乾いた大地の国。陸の通商路の中継地として発展している。

 

 バルディア国…… アトラス山地の山向こうに位置する発展した海洋国家。様々な物資が行き交って、エストレア星で一番の資金力を持つ。通商に役立つような、シンプルな言語体系をもつバルト語の発祥の地。その言語は広く各国に広まっている。


 ルドヴィカ国…… ザイード国の西隣、独自の宗教が発達した宗教国。


 キリト王国…… 宝燐山を超えた西側の大国。鉱山資源に恵まれ、文化も技術も発展している強国。


 タリム国…… キリトの隣国。農業技術が発達している。

 

 目を東側に戻すと、


  天空国チェンコン……  青海国セイカイの東隣。十年ほど前までは、 天空国チェンコンの周りには、『 紅賀ホォンフゥー』『 汎楊ファンイァン』『 聘楽ピィンルゥ』と言う小国があったのだが、時の王、 神親王シェンチンワンが征服戦争に乗り出して、既に属国として吸収されていた。

 

 バンガルス国……  天空国チェンコンの北側に位置する、強力な武力を持つ騎馬民族国家。優秀な馬を飼育しているほか、鉄の産地でもあり、武器の製造にたけていた。境界線は山の稜線。


 バンガルス国と 天空国チェンコン、この両国は臨戦態勢にあり、互いにいつ攻め込まれてもおかしくなかった。常に緊張状態が続いていたことになる。


 三つの国を吸収し、大国となっていた 天空国チェンコンではあったが、鉄の生産技術は未熟だった。優秀な技術者の育成と火力を維持するための木々の伐採が必要となる。

 そこで次の標的になったのが、緑に覆われた『青海国セイカイ』だった。








 


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