弱虫な主人公のラッドくんと、常に腹ペコのヒロインであるイリスちゃんの物語であるこちらの作品、最初は中々に重い展開から始まります。
しかし読み進めていくごとに、ほのぼのとシリアスがとても巧妙に混ぜられた物語が読者を迎えてくれます。
主人公であるラッドくん、最初は常にオドオドしていて頼りない印象ですが、進むにつれて少しずつではありますが、頭角を表してきます。弱いからこその頭を使った彼の活躍は必見です!思わず頑張れと応援したくなってしまいます!
そしてヒロインのイリスちゃんはホント可愛い!!戦闘の時のカッコいい彼女と、美味しいものを食べてる時の彼女とのギャップがもうたまらない!!たまに拗ねてることもあってとても可愛いです(語彙力死亡
主要なキャラクターの他にもも魅力的なキャラクターはいますが、ストーリーや文の書き方も素晴らしいです。
まず何と言っても読みやすい!ラッドくんの視点で進むのですが、彼の見ている光景と心境が多すぎず少なすぎずの丁度いい量で纏まっており、作者様の技術力が光ってます。
そしてストーリーですが、面白いのはもちろんですが、特に2章のお話は色々と考えさせられてしまいました。一体黒幕は誰なんだとか、自分も弱かったらあのキャラと同じことをしてしまうのだろうかとか…
気づいたらこんな文量になってしまいました……最後になりましたが、この作品はとても面白く、読んで絶対に損はしません。是非このレビューを見てる方は読んでみてください。