「世界一おいしい食べもの」その正体こそ
新たに神と成った少女イリスが、初めて口にした「おいしい食べもの」だった
実は彼は、その事を少女に初めて出会った時に気づいていた
………………はずだった
はずだったにも拘わらず、事態がこうなってしまったのも
彼が至らなかった「出来損ない」だったから
つまり、皮肉なようだが、「出来損ない」だったのは彼だけでしかない
少女は、「神の器」となるべく
まさしく、そう“あれかし”と躾、教え込まれていた
だけ
けれどその重責に耐え兼ね、まず“普通”の両親のほうが耐えられなかった
「神の器」であるべき、”普通”ではない我が娘に、尻込みをした結果が
イリス幼少期の虐待の経由だったのだ
けれど少女は、幾多の困難、艱難を乗り越え、また一つ“神”に……
「死神」に近づくのである
ただ、違えてはならないのは「死神」の解釈である
死神とは……あらゆる状況、あらゆる事情の下、感情・感受に支配されることなく
等しく“生”ある者に、「平等」に死を与え給う存在である
よってその存在は……真の人間であらねばならない
お蔵入りされなくて良かった―――><
完走ご苦労様であります!^^>゛
作者からの返信
りりすけ☆様
コメントありがとうございます!
ラッドくんが初見で抱いた死神のように恐ろしい存在というのが真実で、イリスのことを知れば知るほど実はそこから遠ざかっていたというオチなのでした。
イリスという名前も、世界の神々一覧から探してきました。ギリシャ神話の女神らしいです
正直、りりすけ☆様には更新毎によくぞここまで詳しいコメントができるなと驚かせられていました。他者の作品を深くまで読み解く読解力に感心させられました。
ではでは。またご縁があれば、別の物語で(*゚▽゚)ノ
編集済
完結お疲れ様でした。
ラッド、覚醒前のヘタレっぷりにはイラッともしたし、あ〜ぁな気分にもさせられました。 でも最後、やっと自分がやるべき事を見つけてやり通した君は立派でした。
これからもまたヘタレる事もあるだろうけど、イリスの過ごして来た時を知った君ならずっとイリスに寄り添ってくれるでしょう。そしてずっと彼女に料理を食べさせてあげて下さい。
三つ葉様
三つ葉の作品は読みごたえがあって好きなんですが、やはりラブコメ、チーレムとかエッチぃ要素がないとウケないんでしょうか。
作者からの返信
私池様。
最後までお読みいただきありがとうございます! また、いつも誤字脱字の報告もしていただき助かりました!
作者としては、主人公へのお褒めの言葉をいただけるのが至上の喜びです。物語を書いてて良かったなと思える瞬間です(>_<)
ウケる要素を入れて書いたら多少は読まれるかもしれないですが、それが自分の書きたいものなのかはわかりません。
何が読まれるのか、何が自分が表現したいことなのか。その中間点を探りながら、また書いていこうかと思います。
では、機会があればまた別の物語で(^_−)−☆
読むの遅くなってすみません!
レビューは後で書きますが、まずは簡単な感想を。素晴らしい作品でした。最初から最後までとてつもなく壮大な世界観に圧倒されました。細かい設定も非常に巧みで、心を直接つかむような魅力的な物語にどっぷり浸かってしまいました。ラッド君とイリスちゃんの旅がこれからも続くといいですね。
完結お疲れ様でした! 三ツ葉さんの作品作りに注ぐ力はとても素晴らしいです。僕も見習わなければいけないと思いました。これからも胸を熱くさせるような魅力的なお話を期待しています。頑張ってください!(*>д<)✨
作者からの返信
こちらこそ返信が遅くなって申し訳ありません!
ラッドとイリスの物語を最後までお読みいただきありがとうございました。本当に楽しんでいただけたなら幸いです!>_<
最近は忙しくてなかなか執筆に取り掛かれませんが、クリスマスに素敵なレビューをいただき励みになりました✨