メフメト2世、スレイマン大帝、ムスタファ・ケマル、、ぱっと思いつくだけでも偉大な指導者に多く恵まれた国でしたね。
でもオスマン朝以前はギリシャ人の国だったんですよね。トロイもたしかアジア側にあった記憶が。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
仰る通り、イスタンブルは勿論、アナトリアにも長年の間に植民したギリシャ人がたくさんいました。トロイもそうですね。
トルコの強さの一つは、そういったギリシャ人をはじめとする外国人を取り込み活用したことだと思います。おかげでギリシャとトルコには食文化をはじめ共通の文化が幾つも残っています。
もう一つの強さは、大事なところで優れた指導者を輩出したことでしょうね。
こんにちは。
トルコには(というか殆ど海外に)行ったことのない身なので、こういった体験には憧れます。読むたびにトルコに行きたくなる...!少しずつですが、楽しみながら読ませていただきます。
トルコの活発な農業については高校の地理で勉強したとき驚いた記憶があります。やはり不毛な土地、というイメージがあったので。地形も気候も多種多様だと聞いたので、日本の緑一色の大地とはまた違う豊穣さがあるのでしょう。
それとアナトリアの歴史!この回で語られた歴史は「トルコ」の歴史ではなく小アジアの歴史でした。日本列島に日本人が先史時代からずっと住んでいるという特異なこの国では忘れがちですが、土地の歴史と民族の歴史は違うものです。中央アジアから移動してきた騎馬民族がイスラーム世界を席巻し、やがてアナトリアに建国する—そのダイナミクスを感じました。東西の結節点として多くの文明、民族が興亡したアナトリアに響くのはトルコの音楽。簡潔な描写の中に雄大な歴史の浪漫を感じます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
トルコは日本からは離れていますが、豊かな文化と親しみやすい人びととで、魅力的な国です。このお話で旅行気分を味わっていただいて、すこしでも興味を持っていただければ、うれしいです。
仰る通り、アナトリアの地はトルコだけで語れるものではなく、トルコ以前の歴史が今に息づいているのもこの地の魅力のひとつです。
『殺人本能』の「壊れたラジオ」のお話(こんなところでなんですが)……私は、音声が途切れたり急に音量が小さくなったりして、断片的にしか聞こえない様子を思い浮かべました。
なにか重大なことを言っているらしいのに、肝心の言葉が聞きとれなくてもやもやする……そんなイメージがぴったり合うな、と。
編集済
ううむ、もしかするともしかしてトルコウードかも知れないですね。フレットのない琵琶のような形状です。トルコウードなら大きさも他の地域のウードより小ぶりなものもあります。
ただあれは胴が半卵形なので厚みがあります。より薄型のハーフカットの可能性もあります。
本編に関係のない話をして失礼いたしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
謎の楽器について、ご推察ありがとうございます。ウードっぽい楽器もトルコでは見かけますね。
ネットで調べてみると、電車の中で見たのはジュンブシュという楽器が近いような気がします。今となっては、記憶のなかの頼りない映像で推測するしかないのですが。。。
編集済
こんにちはー。
強盗かなにかかもと警戒を怠らないのはプロの殺し屋さんらしいような気もしましたが、「例外的な不心得者の所為でトルコ人の親切に心安んじて甘えること」ができないのを残念がっている様子に、なんだかこの生真面目な殺し屋さんが好きになってきました。きちんと自分の流儀を持っている……次元大介みたいな人なのかしら、とか(笑)
いいですねえ、イヤホンをつけてシートでじっとしているより、偶々乗り合わせた者同士でこんなふうに楽しめたら、目的地にはあっという間に着いてしまいそうですね。トルコでギターに似た楽器、というと……サズでしょうか? 一度いろいろな民族楽器について調べたことがあるだけで、実物は見たことも聞いたこともないのですが……音色はどんなふうなのか、興味津々です。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この物語の語り手の性格は、たしかに「生真面目」が真っ先にきそうです。人物像を作るに当たっていろいろ考えて盛り込んだのがうまく描けているといいのですが。
楽器の名前は、実はよく分からないのです(私が詳しくないので)。あらためてネットで調べてみると、サズも近い気がしますが、もうすこし背面が平らだったような気が。ジュンブシュの方が近いかもしれません。
音色は、アラビアンナイトの踊り子が舞台裏で口ずさみそうな、穏やかで、ともすると物悲しくもなる音色でした。
不毛の地という印象はなかったです。東西の文化が混ざり合う、華やかな印象の方が強いですね。面白い文化がたくさんありますよね(^^)v
伝統音楽が聴けてラッキーですね🎶
作者からの返信
コメントありがとうございます!
正しく認識していただいているようで、よかったです。結構いるんです、「あのへん全部砂漠じゃないの?」みたいに言う人が。
仰る通り、様々な文化の記憶に彩られる豊かな国です。
伝統音楽は、最後はみんなで大合唱でした(^^)
そして、お詫びです!
間違って、本当の第四話を飛ばして、第五話を先に掲載してしまいました。慌てて第四話も掲載しましたので、、、よろしければそちらもご覧ください。完っっ全に呆けていました。
久里 琳さま
こんにちは。
音楽というのは、また異なるやりかたで心を揺さぶってきますね。あまたの歴史的事変の場となった大地を映す車窓を背景に、耳慣れない言葉、独特の旋律が聞こえてきたら、これは胸に迫ってくるものがあります。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
音楽がもたらす旅情というのは、ありますよね。その歴史背景に思いを馳せるとなおさら。中央アジアの草原からここに辿り着いた長い旅路の景色まで見えてきそうです。まさに、胸に迫ってきますね。