第6話出会いは時として人を成長させる5
「選ばれし人種」
選ばれ人種―国のトップたちがもつ圧倒的な力。エールでは悪魔が、ミールでは天使がその国を守るために授けたという絶大な力。
加護ともいわれるその力には進化した現人類達を簡単に全滅させられる程といわれている。
だからエールとミールの戦いにはお互いの城に住まう者たちはでていかないといわれている。
そんな人間が国に属さずいきているなんて思いもよらなかった
「なんだそれは」
「え、その力は選ばれし人種の力じゃないんですか?」
本当にしらないのか?その声色は不思議そうだ
「まぁ、確かに、ルファーの力は選ばれし者たちと同じだよ~。」
「同じ?」
「まあ人間は知らないだろうね~選ばれし人種の本当の意味を」
「本当の意味?」
「そ、アモンもラールもそれらをうまく隠しているからね」
どうしてそこで父とミールの国王の名が出てくるんだ。わけがわからない。確かに僕は父の子の筈なのに選ばれし者の力は受け継がれることはなかった。血筋というわけではないのだろうと思っていたが何か秘密があるのだろうか
「何故アモンとラールの名が出てくる」
さっきまで黙ってカラスと僕の話を聞いてたルファ―と呼ばれる人はその二人の名前に反応した。
「何故?ってルファーも気づいてるくせに~」
まさかこの人も関係してるのか。カラスの言葉に苛立ったように舌打ちしたルファーは乱暴に僕を掴んでいた手を放しベットのほうに戻っていってしまった。
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