創作応援上映集

千暁

第1話 『夢の森に住む仕立屋』春木のん

◆本そのものについて

・手触りがいい。表紙の紙がとても素敵。

・サイズ感かわいい。かわいいったらかわいい。

・表紙の絵、これ原画めっちゃ見たくなるやつ……。

・「ちりぬるをわか」さんの名前、すごく印刷映えする。かっこいいなぁ。

・遊び紙、素敵な色ー!

・本文フォントかわいい系だ。

・遊び紙の色と本文の色がリンクしてる。尊い。


◆物語、ときどき絵について

・妖精さんのカタコト感がとてもかわいい。

・あああー! 妖精さんの語る内容がとても神秘的で好きですぅううーー!!! 矛盾してるようで矛盾じゃないの好物すぎるーー!!

・急速に現実の解像度が上がるスピード感よきー!

・ふわふわ感からのドロドロの落差すごいなぁ。

・地に足の着いた生身の人間の苦悩を描くの、とてものんさんの世界って感じがする。

・それでいてファンタジーなんだよなぁ。不思議なバランス。

・声にまつわる描写に敏感な自分に気づく。声のトーンの思い出ってインパクトあるよね。

・冷たい人キター!

・そういえば、のんさんの物語の登場人物、敵か味方か、信用できるかできないか、ちょっと計り知れないところある。読んでてドキドキする。主人公にしがみついて未知の世界を進んでいくような気持ち。

・ところどころに配置されてる大きめフォントの言葉がとてもいいリズムになってるなぁ。かっちりと「第何章」「第何節」ってサブタイトルつくのとはまた違ったおもしろさ。

・濃い(濃い)。嫌いじゃない。むしろこれ絶対好感度高くなるタイプのキャラだ(確信)。

・ああ、そうだよね……。そうなんだよね……。ぬくもりが心を切り裂くんだよね……。

・そのぬくもりとかやさしさがちるさんの絵にあふれてる……。リンクして増幅される……。

・まだ1/5しか読んでないのにこの感想量はなんだ???

・知ってるという安心感と、やっぱり知らないという不安感の、押しては返す波のリズムがすごい。そして何か大事そうなことを教えてくれない不信感が加わるの、与えられる安心をより一層大きく奪われる感がして、なんかとても読む推進力になる。

・「あなたのためのもの」ってすごいな。うん、すごい。最大級のやさしさみたいなすごさ。それがあつらえたみたいにすぐ出てきたことの謎が同時に生まれて、まるごと100%のやさしさじゃないというバランス。

・ああー! リアル! リアルだっ! ふんわり夢の中にいたのにすごく経歴と事情がめちゃくちゃリアルだー!!!

・涙が出る理由。ああ、そうか……ってすごく腑に落ちる。

・そこに差し込まれるちるさんの絵のまなざしがやさしい。悲しみに共感してくれてる気がして。絶対完全にわかるわけないけれど、種族や世界の違いをこえて、わからないなりに寄り添おうとしてくれてるんだなっていう気持ちが伝わってくる。

・じんわりしてるところへ、スッと背筋が寒くなるような言葉が出てくる、この……! この……!!

・そうか。主人公の経歴があるから、主人公の目を通した他の登場人物のファッション関係の描写がとても生き生きと詳しいんだ。なるほど。

・こういう一見冷たい人が結局いちばんやさしいんだ。私は詳しいんだ。

・起きるイベント、なんでもかんでもお母さんに結びつけることが重なるにつれて、主人公の闇が透けて見えてきた。ひとつひとつのエピソードのインパクトは小さくても、同じパターンが繰り返されるって大きな力になるんだな。派手なエピソードがバーンと提示されるより、じわじわと物語の輪郭が見えてくる方がむしろ印象的かも。自分で発見するからかな。

・はわー! 妖精さんから衝撃の発言がー!

・あああ、視点が変わるとぜんぜん見える世界がちがう……。当たり前のことだけど、でも、やっぱりこういう瞬間って心地いいね。世界が開けていく感動っていうのかな。

・とてもよいと思える願いが、とても不吉なものをはらんでいるっていう。なんでもかんでも他者に還元させてしまう呪いか……。親子共通の……。

・偽物。そう。それだ。

・自分の不幸に耐えきれなくて、近しい他者に乗り移るように逃げること。非難されるべき行為だと思う。乗り移られた人の人生が狂うほど、たまったものじゃないって、すごくわかる。けれど、お母さんの視点から世界を見てしまったせいかな。他にどんな道があったんだろう、選べたんだろうと考え込んでしまう自分もいる。だれもかれもが強さを手にできるわけじゃない。

・反抗期な〜〜〜。便利な言葉だよな〜〜〜。

・自分の歪みを自覚して、現実をとらえ直すとき、スッと自分を下げる方向に向かうの、ほんっと心底からこのお母さんの性格なんだろうね……。

・ネガティブで塗り固められたようなお母さんだけど、夢の森にたびたび訪れる素質のある人でもあるわけで、もしも満たされた環境で生きることができたなら、また違った人となりになったんだろうかとも思ったり。

・妖精さんの、別に無理してポジティブにしようとしたわけではない、前向きな発言に癒やされるなぁ。

・ユマに対するお母さんの受け答え。これ性格なのかな。それともユマの言うとおり、もしかして疲れてるせいなのかな。

・ユマの紅茶、飲んでみたいなぁ。あのお母さんの心身をほぐすってすごい威力だ。

・嫌い。自分が嫌い。あああ〜〜〜。わかる〜〜〜。ここがコアか〜〜〜。言われてみればとても当たり前なんだけど、すんなり納得できる事実。

・夢の森であんなに反省があったのに、現実の娘と向き合うとあっという間に霧散する感じ、ものすごくリアル。

・そうそう不器用なんだよね。過剰に純粋だったり、異常に厳しかったり。自己評価の低さも相まって、愛がねじれてしまってる。愛がないわけではないところが複雑なんだ。

・夢の森と現実の境ってなんだろう。

・うぉおおおお、お母さんが絞り出してきた、ささやかな願いにめっちゃ目頭が熱くなった〜〜〜〜〜。

・仕立屋さんのどストレートな厳しい物言いにスッキリする自分がいる。

・でもほんと、違う面から光を当てれば、お母さんの願いや心って、ほんと希有な純真さなんだよな。

・くすぐったい! くすぐったい!!!(衝撃)

・現実だ……! ファンタジーな願いを現実的な利便に変換してる……! ここでお涙頂戴の感傷に向かわないの、素直じゃない性格とともに、淡々と生きてきたお母さんの堅実性が見えてくるな。

・それでも言葉にしない独白がすごく素直になってるー!

・ふうぇええええ、これ読んで泣かないなんてできない〜〜〜〜〜〜。

・ああ、主人公の方も、お母さんへの愛があったからこそ離れたんだね……。

・ドレスを見た瞬間にその素性はわかったけれど、物語の展開がそこへ至るとは全然想像しなかった。直前に示唆されていたのに。急展開。そうくるか−!

・ここでも迫り来る現実。のんさんの物語は現実感がすごい。リアルがとてもリアル。

・なんだろう。お母さんの呪縛から解き放たれてスルスルとハッピーエンドに向かうこの感じ。このままでは終わらないぞっていう予感。

・うわっ。これは。めっちゃ不意打ちできた。泣く。これは泣く。無理。そこか。そこなのか。親が望む最上のものじゃないけれど、子どもの心に残った親の愛の形。それか。なるほど。はわ。すごい。すごい。泣く〜〜〜〜〜。

・ちるさんの絵がまた輝くばかりに素敵。ほんと素敵。

・そうか……。やっぱりそうなのか……。そうか……。

・表紙。私が感じた救いのイメージは間違いじゃなかった。晴れ晴れと自分の人生を生きていく主人公の救済は、もうひとり分の救済でもあったんだ。

・不思議世界と縁が切れることが意味する幸せと、そして寂しさ。は〜〜〜、素敵なエンディングだ〜〜〜。

・最高でした……(拝む)

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