私が気が付いた時、まだ神社の境内にいた。

 違和感がした。着ている服がなんだか違っている。

 ああ、そうか。病衣だった。まだ退院してなかったんだっけ。

 身体が重いようで軽い。なんだか……、若返った気分。

 なんだか、ウキウキしてきた。

「ねえ君、一緒に石蹴りして遊ぼうよ。楽しいよ! 」

 うん、私は即答した。

 楽しそうだ。仲間に入って、石蹴りして遊ぼう——。

 

 また砂埃まみれの風が吹く——。



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石蹴りをして遊ぼう。 名島也惟 @nazynajima68

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