第12話

あの後、簡単なホームルームがあり、家に帰ってきたわけだが、少しだけ俺について話しておくか。

父、母、妹2人の五人家族なのだが、実家が大陸の北にある魔王領と王国領境にある山脈にあるせいでとても遠い。まぁ、誰も住んでいない山脈なので最早実家は要塞と化しているが。


王都にも一応別荘がある。王城の隣にだが。

だから軍属時代は兵舎に住んでいたが、今は護衛を考えて別荘に住んでいる。


でも最初に来た時にはビビったね。防犯対策がぬるすぎるってね。

なので、実家と同じレベルかそれ以上にしてやった。


外見がそのままで要塞と化した家。むっちゃいいな。

え?何をしたかって?


そんなの簡単。まず家が脆いんじゃあ話にならないということで、ミスリルでコーティングしその上にオリハルコンでコーティングいたしました。これで王都が滅ぶことがあっても家だけは残ります。


また、結界が脆かったので許可されている者しか通さない空間断絶障壁に変えました。反撃用に各上級魔法が乱射されるようにしました。


極めつけは、家の地下に作った部屋。地下3階まで作りました。

空間を拡張しているため、1部屋あたり10k㎡はあります。

また、それぞれの階に100人の成人男性が3年は食べていけるほどの食料を用意しています。食料は時間停止の倉庫に入っているので腐りません。


また、しっかりと生活必需品も取り揃えています。


俺は自信を持って言える「この家が最強だ」と。


まぁ、これ以上に実家はいろいろ物騒なものを詰め込んでいるんだがな。






まぁ、俺についてはこれくらいでいいだろう。

そろそろ準備をしないと学院に遅れちまう。


あれ?家の前に誰か・・・・い・・・・・る・・・・

ヤバイ。姫様だ。これ以上待たせたら殺される。冗談抜きで。

・・・・・・急ごう・・・・



「ねぇ、私に言うことはある?」


顔が笑っているのに目が笑ってねぇ。マジで殺されかねない。


とりあえず土下座をして、

「誠に申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


全力で謝った。












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新作書いたのでよろしくお願いします。

「世界最強(?)なギルド職員とギルドの1日」

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世界最強の俺が、学園に通うことになった件 寂滅馮河 @hajime051115

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