応援コメント

キューピッドの悪戯「ラテン語問題」②」への応援コメント


  • 編集済

    幸せそうな二人とキューピッド役の僕が再会できて良かったです。悪戯がトントン拍子に進んだのはそれぞれに結婚願望があったからだと思いますが、気が合う二人でしっかり商売を始めて成功させていたなんて、良縁に恵まれたと思います。人生何が起こるかわからないですね。

    作者からの返信

    中澤さん、コメントありがとうございます。
    悪戯のつもりが思わぬ方向へ進んでいって、最後はほっこりするハッピーエンドですよね。運命の人はどこに隠れていてどんな風に導かれるか、分からないもので。こういう不器用な登場人物に愛情を持って書かれているのがいいなと思います。

  • 最初は、こんなイタズラで二人が傷つかなきゃいいけどとハラハラしました。
    ハッピーエンドで良かったあ!これ読みたいな。
    ラテン語問題、奥が深いのですね~

    作者からの返信

    陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
    悪戯のつもりが可愛らしいハッピーエンドになってくれてほっとしますよね。
    ラテン語、現代では選択科目ですが、色んなところでの存在感は今でも大きいですね。

  • 柊さん、こんにちは。
    フランスには「自習監督」という職業があるのを初めて知りました。
    バカロニアはラテン語の試験(今は選択?)がありますから、こういう進学のための寄宿学校がある(あった)のですね。
    私の姉がスイスにいるので、ギムナジウムを卒業し、たとえ大学に進んでも、学位が取れないとつぶしがきかないという話は聞いています。大勢が大学に行くという社会ではなく、中学でやめても、職業訓練を受けて、その分野の資格がある人はちゃんと食べていけます。
    このピックダン先生のように、専攻がラテン語で、学位がないというのが一番悲劇。自習監督になるほかに道はなさそう。プライドはあるけど、15年間も個室も与えられず、誰かと出会う時間もないなんて、想像したら地獄じゃないですか。
    でも、個人レッスンを受けにきた「ぼく」が登場、彼はまさにキューピッドですよね。ぼくの活躍により、愛情と商才がある若い洗濯女と結婚できます。
    ほんとうによかったわ。
    ぼくが大学を卒業して2年、故郷に帰ってくると、先生はお店をやっていて、ぼくを見て大喜び。ふたりを引き合わせてくれたことに、感謝しているんですね。
    プライドだけはある先生が洗濯女だなんて見下さず、洗濯女がラテン語しかわからない男なんて馬鹿にしなかったのが、幸せの理由でしょうか。
    朝からハッピーな話で、ハッピーな気分です。

    作者からの返信

    九月さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    この話を読んだら、現代とは違う受験システム(?)が分かって面白いですね。寄宿学校は今でもあるでしょうがドイツとかスイスのギムナジウムほど残っていないかも。
    現代でも、マスターまで取ってもそのあと企業のインターンを見つけなければならず、入ってもタダ働き同然の仕事をさせられて、また別の試験があって……と学位を取ればいいというものではなくて、シビアだと思います。
    手に職をつける人の方が確実という気もします。
    この先生のように学位が取れなかったら選択肢がないというのも、世知辛い世相を表していますね。
    結論としてラテン語を捨て、奥さんと店を開くっていうところに持って行くあたりはモーパッサンの幸福観なのかなと思います。その方がずっと人間らしいですよね。
    「僕」のいたずら心からこういうハッピーエンドを迎えるのが可愛らしくて、心があたたまりますね。

  • この話は大好き! めちゃくちゃかわいい!

    作者からの返信

    かわいいですよね! 
    希少価値なハッピーエンド


  • 編集済

    「僕」の悪戯で、ピックダン先生は失恋してしまうのかと思いましたが、まさか成就するとは! 商売も順調で本当に良かったです。
    「僕」、ナイスアシスト(・ω・)b
     結局、ラテン語ではお金は稼げなかったということが暗に記されていて、それも良かったです。

     ほのぼのとしたハッピーエンド楽しかったです。
     ピックダン先生、お幸せに~☆.:+.*

    作者からの返信

    この話はいつもの毒っぽさがなりを潜めていて、可愛くていいですよね。先生がラテン語しか知らない純情な人だったのがよかったのかも。
    先生のセリフは当時のインテリさんの現実をスパッと書いてあるなと思います。
    たまにはハッピーエンドの話があるのが有難いです(笑)
    たくさんのコメントありがとうございました☆.:+.*

  • 僕がほんの悪戯心から言った言葉で、結ばれた先生と女性。
    先生は自分の思い込み(ラテン語しかできない)に縛られて自分の可能性を潰していましたが、彼女と出会ったことによりその呪縛から解放されて新たな道に進むことが出来て、結果、成功していますね。
    妙な所からハッピーエンドに繋がりほのぼのしました。
    僕自身も自分の悪戯が二人にこんな幸運をもたらせたことに驚いたでしょうね。
    楽しいお話でした。

    柊さん、ありがとうございます✨✨

    作者からの返信

    ラテン語は先生にとって誇りでもあると同時に大きな足かせだったんだなと思いますね。でも一人の女性との出会いで人生まで変わるとは。思い込みと呪縛から解放してくれるのはやっぱり恋なんでしょうか?
    この話は登場人物みんな人間の可愛さがあって、気持ちのいいラストで好きです。
    こんな素敵な結末を迎えるんならむしろ悪戯に感謝ですよね!
    こちらこそ、たくさんお読みくださって、ご感想もありがとうございます!✨✨

  • わー!モーパッサン先生、いい話を書きますねぇ。ピックダン先生のように、一つのことを極めるあまりに不器用な生き方をしている人が報われるっていいですね。おまけに若くて美しい女性を妻にするなんて、最高ではないですか!
    役に立つ学問もいいですけれど、ラテン語や漢文などの生活の役に立たない学問って昔の財産のような感じがして、失くすのはもったいない感じがしますね。
    ラテン語で飯は食えなくても、若い奥さんは瞳をキラキラさせて「うちの旦那、ラテン語できるの。インテリでしょ。うふふ」ぐらいは思っているかも!

    作者からの返信

    遊井さん、コメントありがとうございます。
    モーパッサンにしてはずいぶんと気持ちのいい終わり方でびっくりしちゃいますね(笑)なんかでも、努力してきたのに社会的に認められないとか報われないって人にもあたたかい目を向けるのが先生っぽい気もします。世間でバカにされてきた者がこうして幸せになる話はやっぱり嬉しいものですね。ラテン語の鬼ぶりと恋愛への不器用さのアンバランスもいいです。
    確かに、実践的な勉強ばかりでは人生まで潤いに欠ける感じがしますね。役に立たなくても知識や教養は人間の肥やしになると思うし、まさに仰るとおりの財産として残って欲しいものです。(ヨーロッパでラテン語が消えることはまずないと思いますが…笑)

  • こんにちは。
    愛すべき二人+悪戯者ですね! 本家のキューピッドも悪戯者だったから、恋と悪戯は相性がいいのかもしれませんね。
    実はこの紹介エッセイを読み始めてから、モーパッサンの短編集を買って読んでみました。ここで紹介されたお話が出てきたり、逆に短編集で読んでからこちらの紹介に出てきたり。どちらのパターンでも面白くって、あらためて柊さんの料理の手際よさに感じ入っていました。
    続きも楽しみにしています!

    作者からの返信

    久里さん、こんにちは。コメントをありがとうございます。
    あっ、なるほど、本家のキューピッドも悪戯者でしたか! でもこんなハッピーエンドになるなら悪くないですね。

    >モーパッサンの短編集を買って読んでみました。

    この連載でちょっとでもモーパッサンの作品に興味を持ってもらえたら、と思っているので、そういうお話を聞くとすごく嬉しいです! 
    やっぱり原作は偉大ですよね。いざ紹介するとなるとなかなか難しいものですが、光栄なお言葉をいただき感謝です。とても励みになりました。
    たくさんの星も頂戴し、お礼申し上げます。ゆっくりペースですが頑張って続けたいと思います!

  • 自分にはラテン語しかない、と思い込んでいた男性がキューピッドの仕掛けた恋で解き放たれる!
    愛は偉大ですね、僕、(*^ー゚)b グッジョブ!!

    最後のラテン語なんかじゃ飯は喰えないよ、と笑って言いながらもラテン語への情熱は彼の自信の根元となっている気がします

    ラテン語に支配されていた人生から支配する人生へ
    むっちゃええ話…子供の夏休みの勉強に付き合って一緒に読みたいですね

    いつも面白いお話をありがとうございます(*^^*)

    作者からの返信

    ぴゅうさん、コメントありがとうございます。とんだキューピッドですけど、ピックダン氏を呪縛から解き放つきっかけになってくれましたね。
    ラテン語ではメシは食えないでしょうが、仰るとおり、何かをひとすじに続けたことって強みになると思います。
    このお話は喜劇ですけど、さりげなく生き方についても考えさせますね。確か日本語訳もあるはずなので、お子さんと読むのも面白そうです。
    こちらこそお付き合いいただいてすごく嬉しいです。ありがとうございます (*^^*)

  • おお~、意外にもハッピーエンドだった! めっちゃ可愛いお話だ~。私も烏丸さんと同じく、ラテン語の研究は続けてほしいな。彼女を感動させる手紙を書けたのはその教養のおかげですよね。

    たまたまTwitterで知ったのですが、昨日はモーパッサン先生の誕生日だったそうですね。1日遅れですが、ご生誕おめでとうございます(*´∪`*)

    作者からの返信

    僕も同じですが、やはり皆さん「意外」と思われるようで(笑) ここまでお付き合い頂いてる方にはモーパッサンのイメージが定着しているのだなあとしみじみ感じます。
    今は商売が楽しそうですが、ラテン語はずっと大事にしてほしいですね。これもある意味キューピッドかも。

    ところでモーパッサンの誕生日だったんですね。覚えてなかった!(^_^;) 教えていただけてよかったです。ということはハナスさんも誕生日ですね🎂 (それはなぜか覚えている)
    二話ともお付き合いいただき、コメントくださりありがとうございます!

  • うわ~~、良いお話ですね!まるでモーパッサン先生じゃないかと思いました笑 「僕」のいたずらがトントン拍子に良い方向へ進んで行ってそのまま突き進んだのですね。お相手の女性も素敵な方で良かった~!!ちなみに「肉づきが良くなった」が「美しい」の類義語なんですね笑 やっぱりモーパッサン先生^^

    ビックダン先生は安月給の中、きちんとお金を貯めていたのは立派でしたね。そういう準備があってこそ、ここぞというチャンスをものにできたんですね~食品店も繁盛しているようでなにより^^ ラブリーなお話でした!

    作者からの返信

    思いがけないハッピーエンドでしたね。モーパッサンに慣れておられる方にはハッピーすぎるぐらいでしょうか(笑) たまにこういうお話があるのが先生の侮れないところですね。
    ふっくらした女性は幸せそうでより美しく見えるのかも。ピックダン先生だけじゃなく彼女にとってもハッピーエンドですよね。
    使うあてもなくお金を貯めていたのかも知れませんが、ここ一番のときに有効活用できたのもよかったですね。
    コメントありがとうございます!

  • 「参加しまーす」が個人的ヒット(笑)
    こっぴどく振られて世にも残酷な話になるかと思いきや…いいことしましたね僕!
    別人のように肉づきがよくなった彼女も幸せそうではありませんか。
    ラテン語、昔は学問に必須だったんですよね。日常の役には立たなくても、日本でいえば古文のように、教養として身につけられたらいいなーという憧れがあります。

    作者からの返信

    黒須さん、コメントありがとうございます。
    話が面白いので僕がふざける必要はあまりなかったんですけどね(笑)
    モーパッサンに慣れている方はきっと悪い方向を想像されると思うんですが、いい意味で裏切られましたね。彼女の肉づきがよくなったってひと言で、先生も含めての豊かさや幸せが伝わってきますよね。
    日常とは直接関係ない教養としての学問は人を豊かにするのだろうなと思います。まあ、社会生活ができたうえで、というところがポイントですけどね。。

  • こういうお話、大好きです!
    非常に示唆に富んだお話ですね。『学問は身を助く』とは云いますが、本当の学問って忘れないとダメなんですね。意識下にあるうちは、身に付いていない。
    おそらく、ピックダン先生はヒロインと結婚してお店を始めて、より魅力的な人物になっただろうと想像します。日々の仕事に翻弄されつつ、時たま見せる眼差し。無意識でありつつも、虚学で身に付けた洞察や思考。奥さんはそんな彼に惚れちゃったのかな?なんて思うと面白いです。
    明日から夏休みを頂きますが、なんとも清々しい心地で休みに入れそうです!ありがとうございましたっ!

    作者からの返信

    確かに、学問って離れてこそ沁みこんでいるかが分かる、ということですね。
    学位を持っていないとはいえ、曲がりなりにもひとつの学問を貫いてきた人は、きっと蓄えてきたものがあるのでしょうね。今までラテン語にとらわれた井の中の蛙だったのが、転身や結婚で世界が広がり、自由になったのだろうなと思います。培ってきたものは無駄にはならないはずで、苦労した分、幸せになって欲しいですね。
    夏休みの前に楽しい話が紹介できてよかったです。どうぞゆっくりお過ごしください。こちらこそいつもありがとうございます!

  • なんて言うんでしょう。平凡な幸せを得て、ラテン語がどうでもよくなった先生。さすがモーパッサン。人への観察眼が秀逸ですよね

    作者からの返信

    自習監督や洗濯女のようないわゆる「社会の負け組」や「弱い者」にこういうハッピーエンドを用意するところ、モーパッサンの隠れた人間味が出ていると思うんです。人への観察眼とともに優しさも感じますね。
    今回もお付き合い下さり、感謝です。

    編集済
  • ええええっ、そっちのオチでしたか! これは意外でした。キューピッドの悪戯、めっちゃグッジョブではないですか(笑)
    別人のように肉づきがよくなった、というところでカカア天下気味だけどとてもうまくいってる夫婦の姿が浮かびました。ラテン語なんかじゃメシは食えないよ! って、自分がそう何度も云われたんだろうなあ……。w すっかり影響されている様子もまた幸せそうでいいですね。でも、お店が繁盛して人を雇うくらい大きくなって時間ができたら、また趣味としてでもラテン語をやってほしいなと思ったり。
    他の作品とはちょっと違う、こんなほのぼのと笑えるお話もいいですね。楽しませていただきました(*^^*)

    作者からの返信

    烏丸さん、コメントありがとうございます。こっちのオチでした! ちょっと意外ですよね笑 いかにも若い子の考えそうな悪戯にまんまとひっかかって幸せになってしまうという。
    この時代はやっぱり肉づきがいいって豊かって思われるので、彼女も幸せだってことがちゃんと伝わりますよね。
    ラテン語しか知らなかった先生が思い切って転職?したのは正解でしたね。意外と商売に向いていたのかも。今はラテン語を笑ってますが、また懐かしくなるかも…ですね。
    自分でも読んでみて期待をいい意味で裏切られたので載せてみました。楽しんで頂けてよかったです(*^^*)

  • いやー、面白かった。笑いましたよ。笑いっぱなし。
    こういう楽しい話も本当いいですね。
    店は成功するわ、2人もうまく行ってるのでしょう、そしてラテン語なんかじゃ、メシが食えないよ!という最後のセリフもいい!
    でも、考えてみればビックダン先生がコツコツ貯金していたからこそ,成功を招いたんですもんね。やっぱり地道な努力が実ったという面もありますね。
    実は明日は母がショートステイというお泊まりに行くんです。
    ちょっと解放されます。きょうは楽しい夜になりました。
    ほんと、柊さん、ありがとうね。

    作者からの返信

    わー早速読んで下さってありがとうございます。こんなに楽しんで頂けるなんてすごく嬉しいです。
    前半の先生像があるからこそ最後のオチのセリフが決まりますね。こんなハッピーエンドはモーパッサンには珍しいので、ちょっと貴重ですね。
    今まで人生を楽しむこともなく貯めていたお金が役にたったようで。コツコツって大事なんですねえ……
    レネさんも明日はオフですね。少し気分転換ができるでしょうか。こちらこそ、いつもありがとうございます。