応援コメント

家族の行きつく先は…「遺産」③」への応援コメント

  • 変なところで家族の気が合っちゃって、マーズはいい面の皮でしたね! ちょっとくらい遺産をあげてもいいような……いや、駄目か(笑)
    それにしてもシャルロットさんも、そこまでしてなぜ姪の子の顔が見たかったのか、人間って不思議です。
    向田邦子作品のもじり再びも、面白かったです( *´艸`)

    作者からの返信

    鐘古さん、コメントありがとうございます。
    それぞれが腹の底で色々抱えながらも利益が合致しているからOKみたいな流れが不気味なんですけど(笑)マーズは使われ損というやつでしょうか。
    お家を潰さぬよう、みたいな魂はフランスにもあったのでしょうね(そういうシャルロット本人は独身という)
    また図々しく向田作品の名前を借りましたがちょっとでもクスッとしてもらえたら救われます^^

  • 向田先生の題名をもじるとは、これも才能ですね!
    モーパッサン先生らしいお話だと思いました。

    誰の子かは明々白々だけど、ハッピーエンドでしょう。
    ルサーブルも、やっとプレッシャーから解放されたことだし。
    マーズはお気の毒様という感じですが、人の嫁に手を出したんだから自業自得ですしね。

    作者からの返信

    陽咲乃さん、コメントありがとうございます!
    向田先生の作品リストとにらめっこしながら「どれを使わせていただこうか?」と悩むのが楽しかったです(笑)
    チクチク刺しながら笑わせる話はモーパッサンお得意ですね。
    登場人物の行動と、その水面下の打算とか狡さみたいなのを描くのが巧くて、滑稽なのに人間味が出てくるところは向田先生の作品にも通じるなと思うのです。

  • なるほど。これはもう一度向田作品を読み返してみないと。

    ついね、「マーズの気持ちはどうだったのか」とかルサーブルはどうなんだ、とか色々考えちゃって。

    作者からの返信

    月森さん、コメントありがとうございます。
    家族ドラマなので勝手に名前を借りましたが、本編と向田作品にはなんの関係もございません(笑)
    それぞれの思惑、考え始めるととめどがないですね。

  • 柊さん、こんにちは😊

    圧巻のホームドラマ仕立ての構成力に拍手を送りたいです。
    向田邦子作品のタイトルを巧くもじっているのも、さすがです。
    遺産を手に入れるための人間心理の悲喜こもごもは半ば呆れてしまうほどですが、そこをユーモラスにも描かれていて、最終的に遺産を手にしたことにはあっぱれと思ってしまいました。
    みんなの期待を一身に背負ったヒラヒラの衣装に包まれたデジレちゃん、どんな子に育っちゃうんでしょうね。

    作者からの返信

    この美のこさん、こんにちは。コメントありがとうございます😊
    前にも「家庭」でホームドラマにしてしまいましたが、考えれば家族の話ってドラマ仕立てになりやすい題材ですね。ひとつの家に住みながらそれぞれの考えや感情が交差して、時には泥沼化して……。この展開の末に生まれたデジレちゃん、ちょっと先が不安ではありますね(^^;
    タイトルもじりが実は楽しかったりして、今回も遊んでしまいました。連続ドラマにもおつきあいくださり、ありがとうございました^^


  • 編集済

    いやあ、面白かったです!
    どきどきしつつ『予想しうる望む結末』を最後にほいと与えられて、手放しに喜んでしまって。そんな自分にハっと気がつき、なんともいえない気恥ずかしさを感じさせられ。

    本当に望むべきものは、何だったのか。

    そうさ、そのとおり。しかしお前さん、ホントにそれを望んでいたかね?遺産を取得できる条件が揃った一点で、胸を撫で下ろしてはいなかったかね?

    モーパッサン先生の声が聞こえそうです。しかもこの作品を『ホームドラマ』に仕立てた柊さんの手腕たるや!
    実にお見事!流石でございますっ!!

    作者からの返信

    全三話にお付き合いくださりありがとうございますm(__)m
    読者的にもやっぱり与えられる結末を望んでしまうところですよね。そこに至るまでの家族の感覚の麻痺に笑いながらも自分もしっかりと乗せられているような気がします。彼らに呆れつつも冷笑しきれない、もしかしたら自分だって同じような思考回路に陥らないか?と…。なんというか、身の丈に合ったものが一番ですね(笑)
    今回ボリュームにやられてまして、ちょっと難しかったです。ホームドラマ仕立ては苦しかったと思いますが、あたたかいお言葉に感謝です!ありがとうございます! 

    編集済
  • ホームドラマ面白かったです!にしても遺産のために自分の子供でない事を知りながら育てていくってのは辛いだろうな。でも11億ともなれば致し方ないのかも笑 人間とは現金なものだからw

    作者からの返信

    りくさん、コメントありがとうございます^^ 楽しんでもらえてよかったです。
    コラリーにとっては自分の子だけど、ルサーブルはねえ。おそらく分かってるとは思いますが、もともとこの人も遺産に目がくらんでますから、相続できて万事OKじゃないでしょうか (笑)

  • 隅をつつくように意地悪な向田邦子とモーパッサン
    人間観察力があり過ぎのお二人ですね
    時代を超えて出会っていたら仲良しになっていたかもしれません

    三部作お疲れさまでした、面白かったです(#^^#)
    次も楽しみに待ってます!

    作者からの返信

    僕は向田邦子の短編とエッセイが好きなんですが、特に短編は人間観察が鋭いなと思います。短い中にすごく人間味が凝縮されていますね。読後も苦い感じがあって、なんとなくモーパッサンと似ている感じがします。(モーパッサンほどえぐくはないですがw)
    無理やりホームドラマにしてしまいましたが、面白かったと言って頂けてほっとしました。
    いつもおつきあい頂き感謝です。ありがとうございます!

  • フレンチカンカン……笑笑笑。
    ところどころで出てくる柊さんのユーモアがたまりませんね!

    私はルサーブルっていいヤツだなって思う。夫婦でも、絶対に言ってはいけない言葉っていうのがあって、特に子供ができない問題ってナーバス。ルサーブルはコラリーを傷つけることを言わずに、自分が背負ったから良かったんだろうなって。
    もしルサーブルがコラリーを傷つける発言をしたら、コラリーはマーズのほうにいってしまったかもしれませんね。

    読む人によって、受け止め方っていろいろですよね!
    遺産を巡るブラックユーモアな物語なんだけれど、不妊を巡る夫婦の在り方みたいにも受け取れて、他の男性の子供だとしても、望まれた者としてデジレちゃんが両親から愛されたなら幸せですよね。

    マーズに関しては、めげずに頑張れとしか言いようがないけれど^^;

    作者からの返信

    遊井さん、連続ドラマにおつきあいくださりコメントもありがとうございます^^ 
    フレンチカンカンは原作に書いてあるんですよ(笑)いい歳のおっさんが足を上げて踊ってる図はかなりですよね。そんなに嬉しいのかww
    夫婦でお互いに疑心暗鬼になっているので、ルサーブルがコラリーのせいで子どもができないんじゃないかと言う部分もあるんです。でもコラリーにキレられます。
    自分が原因とはいえ、ここまでの扱いを受けるルサーブルがなんとも気の毒ですね。
    不妊のテーマは深刻になりがちですが、この話ではそこを乾いた感じで書いているのがいいと思います。マーズは使われ損ですねえ。くじけずに金持ちの令嬢を見つけてほしいものです(笑)

  • あ~、やっぱりこうきましたか。ハッピーエンド……と言ってもいいんでしょうか。人間の悲喜こもごもが描かれているのにカラッとした味わいで凄く好きです、このお話。柊さんの語りが上手なんですよね。マーズ、ちょっと気の毒だと思っちゃいました。

    作者からの返信

    マーズはおもいっきり使い捨てですよね。気の毒です。こうなったらぜひどこかの金持ちを相手に逆玉を狙って欲しいです(笑)
    内容はけっこうブラックですが、そこを重たくせずカラッと書いてあるのがいいんですよね。端折るのが勿体ないところが沢山あったんですが、そう言って頂けたら紹介した甲斐があります。ありがとうございます!

  • なるほと、今からすると案外凡庸な終盤でしたが、人間というものがしっかり描かれているという点において、さすがモーパッサンということなのでしょうね。

    凡庸などと、大先生には失礼なことを書きましたが、柊さんの語りもあってとても楽しめた3回でした。

    作者からの返信

    レネさん、3回にわたってお付き合い下さりコメントありがとうございます。オチとしてはそこまで驚きの展開ではないですよね。読者は多分途中で勘づきます。でもそこへ行くまでの細かい皮肉な文章が面白いんだなあと再読して感じました。
    楽しんで頂けて何よりです。いつもありがとうございます!

  • もう、この「わかりやすい手のひら返し」っぽさ、モーパッサンですよね〜。
    マーズは種か!
    みんながドタバタしながら人間の醜い部分を出したり引っ込めたりするさまを、一番楽しんでたのはシャルロット(どこかから見てそう)かもしれませんね。

    作者からの返信

    黒須さん、結末までお付き合い下さりありがとうございます。
    「マーズは種か!」←(笑)種です。
    遺産のためには何でもできるという気概ですよね(ちがう)
    この3年間を見てたらシャルロットはどう思ったでしょうね。やきもきしながら笑ってたかも知れません。コラリーの子なら誰でもいいのかも…ああ、黒いです。

  • おお~読みごたえがありました!マーズ氏の「俺なら5分で・・・」もやはり伏線でしたか^^ 5分早!って感じですけど、間男ですから悠長にやっていられませんね^^

    そして、妊娠した途端お払い箱とか・・・モーパッサン先生の描くキャラ像炸裂ですね!ほんとにこういう人々を描くのがうまいですね・・・^^

    ミニ・マーズちゃん笑 そして物語の引き際もお見事です!今回も面白くて、さすがのクォリティーです✨いつもありがとうございます♡

    作者からの返信

    神原さん、嬉しいお言葉ありがとうございます^^ 決闘騒ぎはさりげなく伏線でしたね。カシュランパパもたいがいですが、コラリーもつわものですよね。妊娠した途端お払い箱。原作を読む限りルサーブルも「本当は分かってる」っぽい感じなのがまた黒いです。
    ミニ・マーズにそれ以上言及しないでハッピーな雰囲気のまま終わらせるところも上手いですね。
    楽しんで頂けてよかったです。こちらこそいつもお付き合い下さりありがとうございます!

  • モーパッサンって、こういう切羽詰まったときの人間の描き方が、本当にうまいですよね。
    ラスト、なるほどって、納得してしまいました。
    たしかに、おっしゃる通り「人って」。
    向田邦子さんも、短編の名手でしたね。素晴らしい作家でした。

    作者からの返信

    ひとつのことに縛られて追い詰められたときの人間ってこうなっていくんでしょうね。リアルですごく納得できますよね。
    向田邦子の短編、僕もとても好きです。この方の作品も苦みがありますね。繰り返し読んでしまいます。
    雨さん、いつもコメントをくださってありがとうございます。励みになりますm(__)m

  • ああああ、まさか本当にそういうオチだったとは。。。ごめんなさい、私、お返事のしづらいコメントをしてしまいましたね(^^;
    でも、オチというにははっきりマーズの子と騒ぎになったわけでもないようだし、この妙にひっかかるような後に残るような感じがモーパッサンらしいのかなと思いました。
    しかしお金は怖いですね。ちょっとしたお金が絡んだだけで、それまで想像もしなかったような人の本性を垣間見ることが……。。。
    ところで、柊さんホームドラマとか視るんですね、意外(笑) 向田作品というのがなにかわからず検索しましたが、私ひとつも知らなかったです(^^;

    作者からの返信

    フフフ、烏丸さん読まれてましたね(笑)
    この微妙にモヤモヤしたものを残すのがモーパッサンらしいですね。遺産の話ってどこの国でも家族を狂わせるのでしょうか。
    向田邦子は短編やエッセイから入ったんですが、そこから図書館で脚本集を読んだりしました。ドラマをリアルタイムで見てみたかったですね。動画はちょっとだけ見たことありますけど、昭和っぽくて。ホームドラマ好きですよ。ちゃぶ台とか、家族がわちゃわちゃしてる感じとか、憧れます^^
    いつもお付き合いくださってありがとうございます!

  • 「期限ですよ!」に笑ってしまいました。
    ああ、なんとなくこうなる予想もしていましたが、本当になるとは!
    人間の本質が現れていますね。
    遺言の絶対的な権威に翻弄されて、本当に大切な事を失って、罪を犯すなんて。
    生まれてきたデジレちゃんがこの事を知ったら……恐ろしいです。
    深い、深い話でした。向田ホームドラマに出来た柊さん、すごいですね。

    作者からの返信

    ハナスさん、いつもコメントをくださりありがとうございます。
    やっぱり予想されてましたか。
    最初にお金ありきで物事を考えるから、感覚が麻痺してしまうんでしょうかね。罪を犯したという認識がこの家族にどこまであるのか不明です。
    皮肉たっぷりに描かれていてとても面白い話ですが、けっこう難しかったです(^^;) コメント励みになりました。ありがとうございます!