応援コメント

彼女は僕たちのアイドルだった「蠅 Mouche」」への応援コメント


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    ベラミ号! ちょうど近況ノートで拝見した名前でしたので、タイムリーでした♪ こちらの長編はいずれ拝読しようと思っています。面白そうです。

    そして「蠅」ちゃん。なんとも強か、しかし天真爛漫な感じもあって、振り回されるのがたまらなかったのでしょうね。
    オチはきれい過ぎて現実はどうかな……という気もしますが、モーパッサン先生の若かりし日がモデルだとすると、こんなに赤裸々に書いているのはすごいです。
    結局その後の6人の関係はどうなったのか、とっても気になります。

    作者からの返信

    鐘古さん、コメントありがとうございます。
    そうそう、モーパッサンの船ですね!偶然にもノートに書いたばかりで、なんか嬉しいです。小説のべラミもお勧めです。

    蠅ちゃんって女性から見たらどうなんでしょう?女に嫌われるタイプかな~と思うんですが、逆に男には魅力的にうつる分かりやすい例ですね。
    オチは絶対狙ってますよね。もちろんフィクションでしょうが、クスクス笑いながら書いてる先生を想像してしまいます。当時はこういう女性がきっといて、若い男たちが夢中になったのかな(そしてその後見合い結婚をさせられる……)

  • 柊さん、こんにちは。
    若さいっぱいの楽しい短編ですが、どことなくうら淋しさを感じます。

    私はこの作品はモーパッサンが「太陽の光を浴びながら緑に囲まれて漕ぐボート」遊びができなくなった頃に書いたものではないかと思いました。
    調べてみましたら、 1890年40歳の作、翌年には発狂しています。

    この作品は病気がちのモーパッサンが、貧乏でも楽しかった若い頃を思い出して、泣きながら書いている気がします。あの時は、楽しかったなぁ。仲間がいて、あかるくてかわいい「蠅」ちゃんがいて。
    たぶん蠅ちゃんが妊娠したのは本当ではないかと思います。
    でも、蠅ちゃんがあの時、「ほんとうに?」と訊いた時、五人は声をそろえて「もちろんだよ」なんて言わなかったことでしょう。
    あんなふうに言ってあげればよかった、とモーパッサンは思っているのではないでしょうかね。

    作者からの返信

    九月さん、コメントありがとうございます。
    なんと調べてくださったんですね。そんなに晩年の作品だとは知りませんでした。そうですね、もうこの頃は病気が進行して精神的にも限界が近くなっていて。その中でこの話を……と思うと、楽しかった頃を思い出すような切なさが隠れているように感じますね。
    きっと本当にこういうアイドルがいたんでしょうね。現実がどんな結果に終わったかは分かりませんが、このオチのセリフは優しさと愛情に満ちてて、可笑しいのにほっこりします。九月さんのお優しいコメントにもほっこりします。

  • これはなかなか(笑)
    まるで、今流行りの乙女ゲームの逆ハー(逆ハーレムルート)ですね!
    とても昔書かれたものとは思えない展開です。
    これもまたちょっとしたファンタジーで、いいと思います。

    作者からの返信

    陽咲乃さん、コメントありがとうございます!
    乙女ゲームの逆ハー……だめだ日本語分からない(笑)無知ですみません💦
    この時代にしちゃかなりぶっ飛んだ話ですよね。いや、もしかしたらこういう女って本当にいたのかも、とも想像できますが。
    登場人物みんな憎めないんですよね。19世紀のファンタジーでしょうか(笑)

  • この時代に、男性がこういう話をかける、というのがすごい。

    いや、それともこれが普通のフランス人の感覚? いや、違うよね、今までのはかなり女性を蔑んでたから。


    これは、惚れる。

    作者からの返信

    >今までのはかなり女性を蔑んでたから。

    あ、女性から見るとそう感じられるんですね。
    僕はモーパッサンは男性より女性の方に優しいなと思ってました(社会的地位やストーリーが不遇だったとしても)むしろ男の描き方がかなり手厳しいなと。だいたい狡かったり弱かったりするので。
    これも男の馬鹿さ加減を書いてますしね。。
    やはり見方が違う意見は面白いですね。ご感想頂けて嬉しいです。


  • 編集済

    これは人生観が変わりそうなお話ですね!
    確かになあ。『大切にする』=『独占する』なんだろうか?という、壮大な疑問を投げつけられた感じです。
    確かになあ。独占欲って、いいもんじゃないですよね。醜いものです。争いの火種です。理性的でないです。
    でもなあ。大好きなこがいて、親友とはいえ、そいつらともイチャイチャしてたらなあ、許せないなあ。
    これは、『本能的欲求を理性で越えられるか』っていうお題で?うーむ。
    古代、母系社会はそんな感じだったのかもしれません。子供は女性たち全体で育てられて。
    今後、男社会は終焉し、女系社会になっていったら?
    でもなあ。独占欲って、女性も強いですよね?(物欲に関しては、女性は男性を圧倒するようにも思いますし。)
    とっても素敵な結末で賛同したいけど、自分では実践できなそうというジレンマ。
    なかなか考えさせられますね!

    作者からの返信

    呪文堂さん、お読み下さりありがとうございます!
    独占欲よりも運命共同体の気持ちが勝っている不思議な話ですよね。男には庇護欲みたいなのがあると思うんですけど、この蝿ちゃんに関しては自分ひとりじゃ手に負えないってそれぞれが分かっている気がします。みんなのアイドルであることで気楽につきあえるっっていう無責任さがあったのかなと。それが妊娠をきっかけに妙な連帯感が芽生えて「みんなで守ろう」みたいになるのが面白いです。自分もそういう気持ちになるかもしれないって思わせます。
    誰かの独占欲が抜きん出てしまったところで蝿ちゃんとの関係も5人の友情も壊れてしまいそうですね。男女どちらが焼きもちやきかというのは難しいですね。なんとなくですが、性別が逆だったらこういう話にはならないかなあ、なんて思いますけど...どうなんでしょう?

  •  日本では、どちらかが告白をして男女が付きあう流れが普通ですが、外国ではそうでないと聞きました。誰の子か分からないって、そういうことだから起こったことなんでしょうか?(笑)

    作者からの返信

    どうなんでしょうね。日本の方が「手続きを踏んで」付き合うことの方が多いのかな。なんとなく流れで付き合っていた、みたいなことって結構あるとは思いますよ。この彼女はかなり突飛ですけれども。この頃は自由恋愛も盛んだったのかも知れませんが、なるべくして…という感じですね(笑)

  • なんだかいろいろ、的を得ているようなストーリーで面白いですね。女性がひとりだけで、男性全員がその女性に心を向けるというのは・・・男性が何名であっても、10名でも20名でも起こりうるような気がします。現代日本では男女1名ずつのカップルがまともな形とされていますが、どうなんでしょうね?どこかで植え付けられた感覚かもしれませんね。

    作者からの返信

    神原さん、コメントありがとうございます ^^
    10名でも20名でも(笑)
    モテる人はモテるということでしょうか。相手にするかどうかは女性次第ですね。
    今から一夫多妻の世界に戻ることはもうないでしょうね(表向きは)
    この五人と蠅ちゃんはこのあとどんな関係になっていったのかなあ…と思います。


  • 追いついた! 蝿なのに「怪しい粉」で男を虜に……(笑)蝶のほうが似合ってそうですよね。でもそのあとの「どんな死体にもとまりやがる」との対比が秀逸です。そして柊さんの語り口がほんと面白いです。次の赤ちゃんの父親もやっぱり分からないんでしょうねw

    作者からの返信

    橋本さん、もう最新話まで読んで頂いて感激です!
    あだ名を使った対比は上手いですね。「蠅」というとなんですが、小さな羽虫ってイメージなのかなと思います。次の赤ちゃんはあったのでしょうかね(笑)
    毎回どう書けばいいか悩むのでお言葉がとても励みになります。
    ありがとうございます!


  • 編集済

    これは……ネジぶっ飛んでる系女子ですね。まだ年若いからいいのだけど、その後の彼女がどういう人生を送るのか……は、なんとなく想像がついてしまいますよね。楽しかったことと、あのまま出産が叶ったら……なんてほんの「ちょっぴり」の悲しさを伴いつつ昔を想うのでしょうか。「代わりの赤ちゃんをつくってあげるから……」で、すんなり微笑んでしまうのが、登場するの男女たちの「からだはおとなだけれど、おつむのほうはこどもだよね」ってすっごい皮肉を込められてる――ような気がします。青春は、いちどきり。しつれいな表現を、お詫びいたします。土下座。

    作者からの返信

    ポッケさん、最新話まで読んで頂いてコメントもありがとうございます!
    ネジぶっ飛んでる系(笑)きっとこれが彼女の生き方なんだろうと思います。多分軌道修正は難しいでしょうね。男の方がそういう意味では現実的で小賢しい?気がします。妊娠とか流産のあたりは創作かも知れませんが、作者の若い頃にきっとこういう女性がいたんでしょうね。
    「からだはおとなだけれど、おつむのほうはこどもだよね」笑いました。
    なんでしょう、こういう関係をやっている自分たちに酔っていたというか、青春を感じていたんでしょうね。深い考察のコメント感謝です。ありがとうございますm(__)m

  • おもしろーい!ですね。
    なんとも言えないジョークみたいな話ですね。
    一人称で書かれているのなら、案外こんなことが、実際先生にあったのかもしれませんね。
    あっ、とりあえずは追いつきました。
    次回からは柊さまの別の作品も読ませていただきますね。

    作者からの返信

    このお話は可愛らしいですよね。
    ジョークのようで妙にリアリティがあるところが作者の青春時代を思わせます。こういう自由奔放で魅力的な女性がもしかしたらいたのかも知れませんね。
    ここまで読んで頂けて本当に光栄です! ご感想を下さるのもとても励みになります。
    改めてありがとうございます!m(__)m

  • 流産…は悲しいですが、六人の絆?が壊れなくて何よりです。むしろ強まったみたい。
    色んな人間関係がありますね~。ちょっと危うくはありますが、誰にも迷惑かけてなくて本人たちが幸せなら、こういう関係もありかもですね^^

    作者からの返信

    黒須さん、コメントありがとうございます。
    一妻多夫制みたいな不思議な六角関係ですね。危ういけど成り立っているのは彼女に対する愛情と憧れだけなんでしょうね。それで男たちが団結してしまうのが微笑ましいです。みんな独身ですしね。メンバーは実在のモデルがいるようですが、きっとみんな結婚して落ち着いた大人になったんでしょうね。モーパッサン以外は。笑

  • 花屋でバイトしてたときに来たお客を思い出しました
    可愛らしい女子ととりまきの男子4人だったのですが、観察してたらめっちゃ面白かったんです

    この話なんでしょうね、蠅ちゃんを男性5人で可愛がることで生まれる楽園的な…タヒチのビーチ的な明るさ
    面白そうで読みたいと思いましたが、ふと、柊様が紹介してくれたほうがモーパッサン読むより面白いんじゃないかと思うようになってきましたww
    柊様の目論見にはまってますかね、ヤバいです

    ちなみに柊様の近況にあったがっかり短編アニメーションの説明を読んだら、無性にそのアニメが何という題名か気になってネットで探しまくって夕飯の準備もせずに30分経ちましたw
    結局見つかってませんし、そのアニメがやたら見たくなりましたww
    これが柊マジック(; ・`д・´)

    作者からの返信

    カナリヤさん、コメントありがとうございます。
    おお、リアルにこの状況があったのですか。それは面白そうです(笑)
    そうですね、彼女を取り囲むことで楽園的な癒しがあったのでしょうね。ドロドロしないであっけらかんと明るいところが若さなんでしょうね。この作品はどこかの短編集に入ってるんじゃないかなと思います。ぜひ立ち読みしてください。

    ノートご覧になりましたか…お目汚しですみません。
    実は題名はノートのタイトルの中に入ってるんですよ。秘密ですが。某大国の超大手プロダクションはだいたいお分かりになりますよね。
    日本で配信されてるかは分かりませんが、クドカンのドラマで目が肥えているカナリヤさんなら僕と同じような感想を持たれるんじゃないかなと…勝手に思っていますwww
    夕飯の準備を滞らせてしまって申し訳なかったですm(__)m


  • 編集済

    ウィークデー分彼氏がいるなんて、平安時代のような自由さですね(知らないけどw)もしかしてウィークエンドにもう2人居るのでは、などと勘繰ってしまいましたw
    1人に対して1人、という構図が正しいという考え方はどこから生まれたのか、そんな事を考えさせられるような蠅ちゃんでした。

    五人揃って魅了される魔性の彼女が現代に居れば非難轟々かな、それとも…
    「関係を持った数自慢、男性ならばモテる奴、女性であれば、娼婦と呼ばれる」と言うアメリカンポップミュージックの歌詞があります。昔の方が女性がモノのように扱われたと聞き及ぶし、実際そうだったとは思うんですが、昔の方が自由な世界に見えるのは、小説で切り取っているからなのでしょうか。それとも現代が狭い世界になりすぎたのかな。目を輝かせる蠅ちゃんがそれからも自由でいてくれるのを何故か願ってしまいましたw

    作者からの返信

    りくさん、ご感想くださりありがとうございます。
    仲間割れするどころか団結しちゃうところがすごく可笑しいんですけど(笑)なんだか可愛いですよね。男の単純さというかアホさ加減がいい感じに出ているんですがそれが妙に感動的だったり。これ男女が逆ならこうはいかない気がします。
    ビッチにならないところがこの蠅ちゃんの魅力であり19世紀のフランスなのかなあとも思います。憧れの高級娼婦みたいなイメージで。今だったら血を見るのかしら(笑)
    そうですね、彼女はずっとこのままでいて欲しいって願ってしまいますね。

  • 蝿ですか、日本語なら、うるさいと変換すると「五月蝿」
    五月の蝿と出ますが。(๑˃̵ᴗ˂̵) 五人の蝿だったんですね。

    悲しみをひと回りして、笑いに変えて、少し青春まで感じちゃう作品ですね。
    さすがモーパッサンですね。天真爛漫な蝿ちゃん、魅力的です。

    作者からの返信

    ハナスさん、コメント下さりありがとうございます。
    蠅って言葉のイメージがアレですが、この虫はきっと天真爛漫で可愛かったんでしょうね。みんなを夢中にさせてしまうという。魅力的と言って頂けてよかったです。
    悲しみに暮れる中でしっかりとユーモアで落とすところが本当に上手いですよね。おっさんが振り返る青春時代も悪くないなあと思います(笑)


  • 編集済

    感動した6人の関係。
    なんとも魅力的な蠅ちゃんと、その男たち。

    ふと、未来を考えてしまいました。それぞれが結婚したあとに、この関係はどうなるんだろう。

    やっぱり、そのまま続いているような気がしました。

    とても勉強になるお話をありがとうございます。

    作者からの返信

    アメさん、ご感想をありがとうございます。
    蠅ちゃんの魅力が伝わってよかったです。
    若い頃ならではの、いっときの熱に浮かされたような時間の思い出なのかなあと思いました。お話がここで終わっているところが余韻があっていいです。
    こちらこそ、読んで頂けてすごく励まされます。
    いつも本当にありがとうございます。

  • 「ムゥッシュ」という響きは確かに可愛いかもしれませんけど、それにしてもなんで蠅なんでしょうねえ……。蝶だと“けっして美人ではない”彼女には合わないのだとしても、せめてミツバチとか……(笑)

    そしてオチ……子供のことももちろん残念だったのでしょうけれど、彼女が瞳に光を取り戻したのはまた五人の男たちと愉しめると思ったから? なんかそんな感じがしてしまいましたw
    1人×2人くらいなら現実にもたくさん例があると思いますけど、1人×5人というのは……きっとなかなかうまくいかないですよね、やっぱり。それがうまくいってるどころか、五人の男たちが調教されたように足並みを揃えてるところが笑えます。ええ、いい話というより、私にはブラックジョークのように思えました。
    それにしてもどうして蠅なんだ。。。(まだ云ってる)

    作者からの返信

    烏丸さん、コメントをありがとうございます。
    不思議なあだ名ですよね。インパクト強いです(笑)どこか蝶のようなニュアンスもあるのかも知れません。羽の粉が魔法を振りかける、という部分と、どんな死骸にもとまる虫、という部分との比喩が上手いですよね。
    このオチはなんとも言葉で表せず…要するに烏丸さんの仰るようなことになりますね。でもそれが妙に純粋で可愛らしく見えてしまうのが曲者です。
    調教されたように足並みを揃える、というところで笑いました。もう従えていますよね。その辺もちゃんとブラックジョークなんだと思います。でもこれもまた可愛いというか…やっぱりうまく言葉で言えない面白みがある作品ですね。