向田邦子さんの小説、母が好きで私も昔、読みました。実家の本棚には向田邦子さんの本もモーパッサンの本も今でもあると思います。
昔の方の方が医療が進んでない分だけ介護のことでも気苦労が多かったように改めて思いました。いろいろあっても家族で支え合って生きていることを想像しながら、当時の様子をリアルに描けるモーパッサンの手腕をご紹介できる柊圭介さんの文章力を味わいながら、ホッと一息つかせて頂きました♪
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます!
向田邦子のドラマは残念ながら見たことがありませんが、短編もエッセイも好きで、すごく勉強になります。
昔はよほど病気で寝込まない限り介護ってなかったんじゃないかな、と思います。きっと諦めも早かったように思います。ときどき死に関する話も出てきますが、人間の生き死にがもっと淡々と、日常の続きのように捉えられていたように感じられます。
まあ、このおばあちゃんはまだ長生きしそうですね(笑)少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです♪
編集済
医者に責任を取らせようとしたら、「生きていて、なによりではないですか」と意に介さなそうな人物ですね。
トラムウェイやプラスチックの衣装ケースがいつ頃からあったのか気になりました。
モーパッサンの活躍した時代は、現代と比べて何があって何がないのか、わかりにくいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。シュネ先生は面白い脇役ですね。こういう人いそうです。
ところでプラスチックケースですが、ちょっと例えが現代的すぎたみたいですね。もちろん19世紀末にはまだありません。昭和ドラマに見立てて書いたので日本でよく使う衣装ケースに例えてみたんですが、読者の方が誤解してしまうかもしれないと気づきました。原作では安っぽいモミの木材の木箱です。
トラムウェイは蒸気で動く二両編成ぐらいの乗り物だと思います。
僕も細かいところは把握しきれませんが、大雑把なところだと、車は馬車、上水道下水道はまだ整備されておらず、電気照明が一部の劇場などで使われ始めたギリギリの頃、というところでしょうか。想像だけだと難しいですね。
Youtubeに「Chez Maupassant」というモーパッサンの短編をドラマにしたシリーズがあります。内容は脚色されていますが、ビジュアルだけなら時代の雰囲気がよく分かりますよ。
かなりエッジの利いた作品ですねー!!
奥さんのタスク管理表もすごかった。
シュネ先生の誤診、手のひら返し具合もアッパレでした。
しかしなにより90歳のおばあちゃん……人間は死ぬとき最後まで耳が聞こえるといいますが、すべてを聞いていたなんて。まだまだ長生きされそうですね!
大変面白かったです!
作者からの返信
サクヤさん、コメントありがとうございます。
モーパッサンの話に出てくる奥さんたちってちょっと怖いのが多いんですよね。陰で牛耳っているというか。
キャラがみんな立ってますよね。なかでもほとんど寝たままのおばあちゃんが一番強烈です(笑)
面白かったと言っていただけると(自分が書いたわけでもないのに)嬉しいです ^^
ありがとうございます!
編集済
いやあ、面白かったです!柊様、脚本も書かれていらっしゃるのですか?原作があるとはいえ、見事な手腕!
第一話で『正式な医師ではない』ドクターをさりげなく配置しておくところが流石ですよね。素っ頓狂などんでん返しでも、丁寧な舞台配置により合点がいく。勉強になります!
しかし。おばあちゃまの存在感たるや。全てを見通し睥睨する。セリフは少なめでもこのひとが真の主役かな。目で演技が出きる実力派を配置したいところですね。
こんなフランス映画なら観てみたいなあ、と思いました(フランス映画です、日本映画でなく!この手の話を日本映画でやるとホントーにツマラナイ!・・ドラマなら面白いかな?)が、ふと昔観た映画を思い出しまして。
なんだったかなあ、とネットで調べたら、日本名『夏時間の庭』。長男がいい味だしてたな、くらいしか憶えていないのですが(^^;
面白かったですっ!
作者からの返信
三話連続おつきあいくださりありがとうございます!
脚本なんて大それたものは書けないです~。原作が目に浮かぶような語り口だからこそ、こちらも面白がって書いてしまいました。
このドクターの設定はうまい伏線ですよね。このまさかの展開もこのサイズの短編だから効くんでしょうね。
おばあちゃま殆ど出てこないのに最後の存在感がすごいです(笑)まさに真の主役。今こういう役をできる女優さんいるかな。
フランス映画も小品だけどよくできたものってありますね。『夏時間の庭』という映画は知りませんでした。家族を描くとウィットに富んだちょっと皮肉なものが出来上がりそうですね。まさにこの短編のような。
そういえばモーパッサンの作品をドラマにしたシリーズがユーチューブで観られるんですが、で、この作品もあったんですが、大幅に脚色されていてがっかりでした。でも美術や衣装などは一目で当時の感じが分かるので面白いんですけど。
ご感想本当にありがとうございます。
励みになりますm(__)m
これはなんともブラックジョークですよね。
実際にあったら、ほんと冷や汗ものの話です。
作者からの返信
これが本当にあったら笑えないでしょうね。考えたらモーパッサンの喜劇は本当にあったら笑えないものばかりだと思います。
そうそう、こんなお話でした。
奥さんの有能ぶりと妹の夫の機転がすごい、とコメント書いたような気が。
モーパッサンも面白いけど、柊さんの文章も一行ごとに面白いですよ(≧∇≦)
ちゃぶ台・味噌汁にやられました。
昭和感がたまりませんね(^^)v
どんな行いもどこかで誰かが見ているかもしれない、という教訓でしょうか。
お姑さんみたいな方は、案外長生きだったりする…
同居の苦労も、誰かわかってあげてほしいですね(笑)
作者からの返信
黒須さんコメントありがとうございます!
そうそう、そんなコメント頂きましたね。こういう時には頭の回転の速さが問われます(笑)昭和感が出てましたか。楽しんで頂けたら何よりです。
おばあちゃん油断がなりませんね。このおばあちゃんと一緒に暮らす奥さん、かなり疲れると思います。
再読なのにいつもお付き合い下さって、本当にありがとうございます。オリヅルの執筆の方も頑張って下さいね。
思い掛けない展開を思い出します! そう、おばあちゃん、生きていたんですよね!! おとなたちの慌てふためきを冷静に見るのは、おばあちゃんと子どもの眼。看護医のシュネ先生、変わり身が早すぎます。食後のコーヒーに参加。そうとう図太いですね。
「隣人たち」というのも、かつては「芝居」をしていたのかもしれませんね。今は、ご近所というコミュニティが淡くなりつつあり「芝居」をする機会も減ったでしょうが、密な時代、皆が日常を演じていたのではないかしら。「親のやること、子どもは全部見て」いますよね。私、そういう子どもだったように思います(^^ゞ
柊さんは図書館で向田邦子脚本集を読まれたのですね。ト書きで伝わるものがあるというのは、よほど優れた脚本家であったということでしょう。辛口・ユーモア・優しさという味わいがモーパッサン先生っぽい!と思えるのは、きっと、柊さんのおかげですね。
「あ……うん」をはじめとして柊さんのご趣味が盛り込まれた三夜放送、楽しませていただきました!
それから、私ごと(活動一周年)への、あたたかいメッセージ、ありがとうございます。「別世界に連れて行ってもらえる貴重な時間」……そのように伝えていただけて、とても嬉しいです💛 私は柊さんの世界に大きな学びと、それ以上の感動を戴いております。この広大なネットの世界で出逢えたことにも、こうして言葉を交わせることにも、感謝していますm(__)m
作者からの返信
ひいなさん、コメントありがとうございます。今回に限ってモーパッサンよりも向田邦子を推していますね(笑)出来心です。
「あ・うん」は文庫本があったので日本に行った時に買いました。セリフも繊細で絶妙ですね。
ご近所さんって日常を演じていたんですかね。コミュニティの中で自分の演じる役割があったのでしょうか。つながりが希薄になって来るとそんな光景も薄くなるんでしょうかね。
お忙しい中いつもお読みいただき、コメント下さること感謝しています。
本当にありがとうございます。
あ、やっぱりもじりだった!
なんだか柊さんの手にかかると、極上のコントになってしまいますね。
おばあちゃんの冷たい眼差しが目に浮かぶようでした🤣
作者からの返信
どのタイトルをどうもじるかに全精力を使い果たしました(笑) フランスの家庭が茶の間になってたら幸いです。このおばあちゃんがもう一人の主役でしたね!
連続ドラマにもお付き合いくださり、ありがとうございます^^